フルサイズ機コンデジSONY RX1Rが驚異的なカメラである件

SONYが第三世代のRX1Rコンパクトデジタルカメラを製品化した。個人的にはSONYらしく、「ソツの全くない超有能な秀才」だと感じている。

もちろん「あらゆる場面でNo.1」という神のごとき存在ではない。そもそも価格面で、「安さNo.1!」とは全く言えない。たとえば知らない街で見つけた何かを撮影したい時は、35m判フィルムの焦点距離35mm固定レンズは最適とは言えない。準広角な視野は『広く見る』ことに優れているが、逆に『集中』には向かない。

そのような場合は焦点距離50mmの標準レンズの方が望ましいだろう。

ただし未知の場面で未知の撮影をする場合、誰もがRX1Rを選ぶことになる…… 予算さえ許せば。

そう。RX1Rとは、『どんな場面でもそれなりにソツなく撮影する』ことに長けた一台なのだ。

自分が使っているのは第一世代機だけれども、今でも中古品が高値取引されている。

興味のある人はスペックを参考にして頂くと良いだろう。

  • 有効約2430万画素の35mmフルサイズCMOSセンサー
  • ローパスフィルターを廃止 → 解像感を最大限に引き出す設計
  • ZEISSゾナーT 35mm F2単焦点レンズを固定搭載
  • 最短撮影距離20cmのマクロモードを搭載
  • 9枚羽根円形絞りによる美しいボケ表現
  • レンズ鏡筒に絞りリング・フォーカスリング・マクロ切り換えリングを搭載
  • 天面にはモードダイヤルと露出補正ダイヤルを配置し、直感的な操作が可能
  • EVFは非搭載で、ポップアップ式ストロボを備える
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    記事作成:小野正樹