クロス

クロスのセンチュリー2(油性ボールペン)をオススメしない理由

クロスのセンチュリー2というと、ローラーボールペンをトランプ第45代米国大統領が使用していることで有名です。

(というか、使用するだけではなくて、プレゼントもしているのだとか)

クロス ジェル ボールペン センチュリー2 互換の替え芯の使い心地さてトランプ大統領も使っているクロスのセンチュリー2(ローラーボール)を入手したが、まさかの互換芯問題に直面してしまった。 現在は...

今回はそちらではなく、通常タイプである油性ボールペンの話です。

センチュリー2とは

・クロス社サイト:センチュリーII

センチュリー2とは、鉛筆のような太さで有名なクラシックセンチュリーをベースに製品化された筆記具です。クロスのサイトでは後継モデルと紹介されていますが、クラシックセンチュリーは現在も健在です。”後継” は翻訳ミスでしょうか。

それはともかく、クラシックセンチュリーを一回り大きくしたような印象です。全長137mmと、クラシックセンチュリーの132mmよりも一回り大きいです。

重さは倍近くなっていて、台所で軽量したら28g(公称28.6g)でした。手に持った瞬間、ズッシリと伝わる重さです。

あ、失礼。上記は油性ボールペンのスペックです。トランプ氏の使っているのは、ローラーボールのボールペンです。そちらのスペックは、冒頭で紹介した記事の方で紹介しています。

なお私のセンチュリー2(ブラックラッカー)は塗装に問題があり、爪でひっかくとボロボロと剥げ落ちます。貰い物なので、仕方ないでしょう。Web上では2019年11月25日時点で1万円と表記されており、クロスでは稀に散見される “ハズレ” に当たってしまったというところでしょうか。

そうそう、トランプ氏は350本をプレゼント用に購入したとのことなので、基本的には問題ないかと思います。ちなみに私はアポジーやタウンゼントも持っていますけど、そちらも全く問題ないです。

替芯はクロス標準の細長い芯なので、三菱鉛筆のSK-8リフィルを利用することも可能です。

デザインはご覧の通りで、キャップのフチがシングルリングになっています。ちなみにクロスを代表するタウンゼントになると、二重リングです。(ちなみにタウンゼントはローラーボールのボールペンをオバマ氏が使用しました)

さて話を戻すと、センリュリー2はシンプルなデザインです。クリップはクラシックセンチュリーと同じで、親近感が持てます。

デザインで気に入ったのは、これくらいでしょうか。クラシックセンチュリーよりも太くなっているので、かなりシャープさに欠けるイメージです。

ちなみにセンチメントとサイズは殆ど同一ですが、センチメントはクリップ、キャップ、コニカルトップがオリジナルデザインになっています。どうも見た感じからして、センチュリー2は「実用的な事務用品」といった感じです。

使い勝手

さて最も肝心な使い勝手です。塗装が剥げ落ちたまま使うのは悲しいので、現在は緑色のマスキングテープを貼っています。

(折り紙と同レベルで耐アレルギー性を実現したテープであるとのこと)

コンパクトなのに、重量感があります。筆記具にとって最も過酷なKOKUYO Campus方眼ノートだと、振り回される感じです。ペン先が滑り過ぎて、まともに書くことができません。

私と同じくタウンゼントやアポジーを持っている方の感想だと、やはりセンチュリー2は重量の割に細過ぎるとの意見です。ATXをお持ちの方は、ATXの方が快適に書けるとのことでした。私が使った感じでも、方眼ノートでは同意見です。

ただしモレスキンのポケットサイズのノートに書き込む時には、特に書きにくいという感じはありません。さすがに滑りにくい紙質のおかげで、ちょうど良いといったところでしょうか。会社のコピー機で使用している再生紙でも、快適に使えそうな気がします。

もちろんセンチュリー2を何本も使い続けている方を見かけましたが、全般的にユーザーは多くないようです。私はクロスとモンブランの何本かはヨドバシカメラで購入しましたが、その時には展示されていなかったです。

確認したところではトランプ氏が大統領になった頃から取り扱い開始となっており、さしずめ “大統領効果” といったところでしょうか。

判定:二軍落ち

私としては初めての経験ですけど、センチュリー2の油性ボールペンは使わないことにしました。と、いうか、使う気になれません。

トランプ氏と同じローラーボールタイプは書き心地悪くなかったですけど、油性ボールペンだと紙質を選び過ぎます。長時間作業には向かないです。

おまけにコンパクトなサイズだけれども、28.6gは重量級です。モンブランのスターウォーカーと同じ重さであり、Yシャツの胸ポケットに収納するには今一つです。

それに私は鉛筆や万年筆で鍛えられたので、細い筆記具でも大丈夫です。クラシックセンチュリーの方が快適に使えます。

我が家のMikanお嬢様も、筆記具は軽い方が好ましいとの仰せです。

今まではセンチュリー2油性ボールペンが理想的な筆記具だと想像していましたが、完全に期待を裏切られました。かといってローラーボールペンに走って、トランプ氏と “お揃い” になりたいとも思いません。

こうやって考えてみると、どのボールペンも欠点に悩まされましたが、私に「使いたい!」と思わせる “華” があります。センチュリー2には、それが無いのです。

実は某マダムに憧れてカルティエのディアボロも自宅利用していますが、こちらは重くても使いやすいです。アウロラのオプティマ(ソリッドシルバー)やクロス・アポジー(なんと36g!)も同様です。

同一の替芯を入れ替えても、ボディ(軸)によって書きやすさが全然異なります。本当に筆記具というのは、奥が深いです。

まとめ

そういえばクロスのサイトでも、スターリングシルバー・モデルは紹介されていますが、金張モデルは10金張しか紹介されていません。

探したら14金張モデルも存在しましたが、「ローズゴールド」とのことです。私のクラシックセンチュリー14金張モデルも、ピンクがかっている印象です。

太くなる分だけで、このピンク的なイメージが強くなるのでしょうか。機会があったら、クロスの直営店を訪問してみたいです。

ちなみにもちろん、18金ムクは見当たりませんでした。これはクラシックセンチュリーだけのようです。

どうもイメージに振り回されるのは気に入りませんが、やはり “センチュリー” だとクラシックセンチュリーを選びたくなります。

私も歳だということでしょうか。

とりあえず今回は、この辺で。ではまた。

—————————–
記事作成:四葉静