クロス

最も持ちやすいシグノ307ボールペンはクロスのクラシックセンチュリー

シグノ307クラシックセンチュリー

今回はシグノ307水性インクを、オシャレなクロスのクラシックセンチュリー(ツイスト式の細軸)に装着したという顛末記です。

まあ良識ある社会人ならば思いつかないような変則技ですけど、これが妙に周囲の人気を集めています。

たしかに根強い人気を誇るクロスのクラシックセンチュリーの14金張モデルなので、オシャレなのは確かです。

[どれがオススメ?] クロスのクラシックセンチュリーのボールペンクロスといえば、クラシックセンチュリーが有名です。 販売開始してから70年(ペンシル)が経ちましたが、鉛筆のように細身でオシャレな...

実は今回の出費は、シグノ307替芯代だけで済んでいるという驚異的な裏話もあったりします。

そして実際に使ってみると、誰もが「軽い・持ちやすい・書きやすい」と驚きます。

せっかくなので、ある意味で世界最高のボールペンが誕生したいきさつを語らせて頂くことにします。

ボールペン本体

まず最初はシグノ307替芯代だけと言いましたけど、これはクロスのクラシックセンチュリーの廃品を利用しているからです。

もし廃品になっていなければ、ボールペン本体としては2,000円かかっています。と、いいますか、実はもともとはシャープペンシルでした。

そもそもの発端は、鉛筆を削ってばかりいるお嬢様のために、クロスのクラシックセンチュリーのシャープペンシルを調達したことなのです。

子供が使いやすい0.9mmが欲しかったので、楽天で中古品を2,000円で購入しました。だから14金張という高級筆記具にも関わらず、わずか2,000円で済んでいます。

しかし残念ながら、私が三日ほど試用した後でお嬢様に渡したら、わずか3時間でお釈迦になってしまいました。昔のボールペンは先端から芯を入れるようになっているのですが、それを力ずくで試してしまったのです。

繊細な扱いを必要とするものは、子供に渡すと大変なことになるという典型例でしょうか。もしかしたら中古品なので、もともと脆くなっていた部分があったのかもしれません。

ともかく現在のクロスでは、0.9mmは製造していません。筆記具として必要な可動部分なので、クロスだと無償修理の対象です。しかし修理依頼に出すと、ほぼ間違いなく0.7mmのシャープペンシルが返って来ることになるでしょう。

子供用に0.9mmが欲しかったので、わざわざ楽天で0.9mmの中古品を購入したのです。この14金張のクラシックセンチュリーは、ひとまず私の机の中で眠りにつくことになったのでした。

シグノ307ボールペン化

さて一方で私はと言えば、このところ文字がにじむことがなく、インクが乾くのも早くて大評判のシグノ307を試していました。

そしてシグノ307はボール径が0.38mmなので、小さな文字が書きやすいです。もちろん低粘度の油性インクであるジェットストリームのエッジ(0.28mm)の方が、小さな文字を書くには適しているかもしれません。

しかしシグノ307は水性インクなので、こちらの方が万年筆に近い感覚で筆記することが可能です。そんな時にふと目に留まったのが、この使えなくなってしまったクロスの14金張クラシックセンチュリーです。

「モンブランやカルティエではシグノ307替芯の装着には苦労したけど、もしかしたらクラシックセンチュリーは外側だけ使えば、簡単にシグノ307替芯を使えるんじゃないだろうか?」

過去に本サイトでも紹介しましたけど、クロスのボールペンは回転機構を取り外すことが出来ます。シャープペンシルも同じかもしれないと思って試してみたら、たしかにアッサリと “替芯繰り出し機構” が外れました。

この機構が外れれば、クロスのクラシックセンチュリーの内部には何も残っていません。まるでカニの甲羅(こうら)のようなイメージです。

シグノ307とクラシックセンチュリー

画像をご覧頂くとお分かりのように、シグノ307替芯は期待通りにクラシックセンチュリーの内部へ余裕で収納されます。モンブランやカルティエのように、シグノ307替芯のどこかを加工する必要は一切ありません。

強いていえばモンブランのローラーボールへシグノ307を装着する場合と同様、ペン先のプラスチックの根元にテープを巻き付けることによって、わずかだけれども装着感が増すような気がします。

今回は上記画像の一番下の替芯のように、マスキングテープを巻き付けてみました。巻き付けない場合を試していないので、確実なことは何とも言えません。しかし何となく、巻き付けた方が良いような気がします。

おまけに今回はシャープペンシルを流用しているので、ペン先の口金は利用できません。適当な代替物を探すのが面倒なので、今回はピンクのマスキングテープを細く切って、円錐形に見えるように糸のようにテープを替芯に巻き付けてみました。

シグノ307を装着したクラシックセンチュリー

少し高級感が損なわれる気がしないでもないですけど、「タイム・イズ・マネー」です。子育てや主夫業で忙しいヒツジ執事なので、この細切れになったマスキングテープを巻き付けてみました。

そしていつものように、「白鳥は優雅に泳ぐけれども、水面下では必死に足を動かしている」です。ちょっとカッコ悪いですけど、適当な紙を巻き付けてシグノ307替芯とボールペン本体の後端が固定されるようにしました。

シグノ307とクラシックセンチュリー外側

替芯繰り出し機構が接着剤で固定されているようで、外す時に少しだけ力を入れる必要があります。しかしそれ以外は力技に頼る必要はないし、工具も必要ありません。

紙を巻き付けている部分だって、面倒だったらマスキングテープを使えば簡単さがアップします。私は仮にも執事なので節約に拘りますけど、これは気持ち的な節約に過ぎません。

少しでも楽したいという方は、私が紙を使った部分にマスキングテープを使ってしまうことをオススメします。

高い実用性

さて以上の簡単な作業で、”捻って替芯を出し入れできない単なるデスクペン” が完成しました。

台所の秤で計量してみたら、わずか10gでした。おそらくシグノ307替芯を装着したボールペンとしては、世界で最も軽くて、最も細軸のボールペン軸でしょう。

実際に手に取って筆記して見ると、シグノ307水性インクのおかげでサラサラと書けます。力を入れる必要がないので、一日中使っていても大丈夫です。

このところ重量46gで親指並みの太さの高級ボールペンを使っていましたけど、アッサリ数秒でクラシックセンチュリーに慣れてしまいました。

筆記具で大切なのは「書きたい」と思わせるような書き心地ですけど、今回はまさに「どんどん書きたい」と思いたくなる気持ちになりました。文句なく合格点です。

そして私は「職場で大人気」と言いましたけど、カバンに入れて持ち歩くのに困ることもありません。なぜなら、”鉛筆キャップ” を使うことが出来るからです。

ローラーボールタイプのクロスのキャップ

これはさすがに成人男性には相当 “ファンシー” ですけど、子供が使わなくなった鉛筆サックを譲って貰ったので、止むを得ません。本気で恥ずかしいと思う方は、これも先程のマスキングテープで隠してしまうと良いでしょう。

それにしてもクロスのクラシックセンチュリーは「鉛筆のように細い」と評判ですけど、本当に鉛筆キャップが使えてしまいました。したがって他の鉛筆キャップを使用することも可能でしょう。

それからBic等のキャップ式ボールペンを使う方は、そのキャップを使うことも可能のようです。大型付箋紙を使って即席キャップを作成しても良いでしょうし、人気アニメの画像を印刷してキャップ作成するのも良いでしょう。

ちょっと恥ずかしいと思う方がいるかもしれませんけど、使ってみると書き心地の良さに驚くことでしょう。私などは、最近は壊れていないボールペンを徴発し、シグノ307ボールペン化してみたい気持ちにも囚われています。

まとめ

クロスのクラシックセンチュリーで「世界で最も持ちやすいシグノ307ボールペン」を実現する話は以上です。

それにしても筆記具というのは本当に不思議なものです。

数万円もするボールペンでも満足できないこともあれば、このシグノ307ボールペン化クラシックセンチュリーで感動してしまうこともあります。

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まあ私のようにシャープペンシルを持っている人は少ないかと思います。もしツイスト(回転)式ボールペンにシグノ307替芯を装着したいという方がいれば、上記URLが参考となるかと思います。

さておかげで、しばらくの間は仕事をする楽しみが出来ました。ささやかだけれども嬉しいことです。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:四葉静