クロス

クロスATX油性ボールペンに、互換性のない三菱ジェットストリーム替え芯

さて先日は謎のクロス(Cross)ボールペンを改造し、替え芯(リフィル)として互換性の全くない三菱ジェットストリーム(JETSTREAM)を装着しました。

今回はATXで成功したので、こちらも報告しておくことにします。ちなみに改造せずにジェットストリーム(替え芯)を装着したい場合は、下記記事のようにジェットストリームの先端をヤスリで削る必要があります。

【まとめ】クロス互換の替え芯にSK-8やジェットストリーム(自作)を使用クロスのボールペン軸は素晴らしく、最近は純正芯も満足できる使い心地なりました。 しかし純正芯を日常使いにするには経済力が必要だし、...

改造のポイントは、ペン先をペンチを使って外す(棒ヤスリでペン先の穴を拡張する)ことと、作業時は後軸を装着した状態にしておくことの2点です。

ペンチの利用

今までと違ってクロスATXボールペンは、滑り止めのセロテープと手だけでは外すことが出来ませんでした。

今回は仕方がないのでセロテープを何回も巻き、その上からペンチを使って強引にペン先を外す必要がありました。

後軸を装着しておくこと

外してみて初めて分かったのだけれども、クロスATXボールペンのペン先は軸本体には固定されていません。どうやら中身の回転体に固定されているようです。

我ながら理解して頂くことが不可能な説明だと思いますが、ともかく下の画像のように後軸を外した状態では、いくらペンチを使ってもペン先を外すことが出来ないのです。

きちんと後軸も装着した状態で、ペンチを使ってペン先を外す必要があるのです。

ちなみに今回もペン先の穴を拡張するのに利用したのは、SUN UPのダイヤモンド・ヤスリです。これを使って三菱ジェットストリームを使えるようになるまで、根気よく軸穴を拡張します。

ただひたすら、クルクルと回し続けます。

「そんなに苦労してペン先の部分を外さなくて、そのままヤスリで穴を拡張してしまい、4c芯の三菱ジェットストリーム(JETSTREAM)を替え芯に使えば良いのでは?」と、考える方々もいるかもしれません。

しかしヒツジ執事の場合、4c芯ではダメなのです。

現在はモレスキンの手帳を使っているのですが、なぜか4c芯(金属芯)の0.7mm替え芯だと、インクが出なくなってしまうのです。だからプラスチック芯(リフィル)を使う必要があるのです。

プラスチック芯でのみ提供されている1.0mm芯ならば完璧でしょう。

ちなみにZEBRAで満足できる方は、ZEBRAの4c芯の0.7mmや1.0mmを使うのも “アリ” だと思います。

しかしどうもモレスキンは特殊な紙(FSC認証中性紙)を使っているせいなのか、Amazonや楽天のモレスキン手帳のレビューでも、「使い物にならない手帳が送付されて来た」とコメントしている方が存在します。

たしかに他の資料には普通に書くことができて、モレスキンの手帳にだけ書けないという事態に直面すると、悪いのは手帳だと思うでしょう。しかし実際は、紙とインク&チップ(ペン先)の相性問題なのです。

ヒツジ執事の場合も、4C芯0.7mmの三菱ジェットストリームでモレスキン手帳に書き込んでいると、文字が徐々にかすれてくるといった塩梅でした。同じ三菱ジェットストリームであっても1.0mmならば問題なく書き続けることが出来るので、本当に不思議な気がします。

それはともかく、これで米国のお客様などと接する機会が生じても、米国製のクロス(Cross)ボールペンを遠慮なく利用することが出来ます。何といってもクロスのボールペンは、オバマ元大統領もトランプ大統領も使っている米国代表製品です。

そういえばオバマ元大統領はタウゼントで、トランプ大統領はセンチュリー2だそうです。しかし御二方ともローラーボールペン(水性ボールペン)の方を使っているとのことで、ヒツジ執事のATXみたいな油性ボールペンではありません。

さらに解説を加えると、署名に使ったボールペンは、関係者の方々に御礼としてプレゼントする慣習になっているのだそうです。

正式書類のサインに水性ボールペンが使えるとは、元万年筆派の私にとっては羨ましい限りです。

余談1:クロスの互換性

ふと思い立ってクラッシック・センチュリーのペン先をATXに取り付けてみたら、全く問題なく装着できてしまいました。

余談2:ATXの書き味と思い出

クロスのATXは、初めて自分のお小遣いで購入したボールペンです。最初はマット仕様のATXを購入して後悔しましたが、ラッカー仕上げのATXは持ちやすくて良かったです。

当時はバイブルサイズのシステム手帳をメインに使っていましたが、あまりの書きやすさに、自分の字がキレイになったような気持にもなったものです。

ただしヒツジ執事の使い方だと、当時のクロスのリフィルだとダマが出来てしまうので、泣く泣くモンブランに乗り換えました。ちなみにこれはクロスが悪いのではなく、ヒツジ執事の問題でした。

日本筆記具工業会のボールペン紹介ページを参照したのですが、ヒツジ執事は万年筆の持ち方が身に染み付いているようです。特に問題ないと感じている時は、筆記具を寝かせ気味に使ってしまうのです。

今ではクロスもモンブランのように性能向上して、ヒツジ執事の持ち方でも “ダマ” が生じません。もし当時もダマに悩まされることが無ければ、今でもATXを使い続けていたかもしれません。

しかしマイスターシュテュックを使い、ファーバーカステルを知ってしまったので、昔のATXには戻れません。大型で重要28gだとYシャツの胸ポケットには収まりが良くないですし、何より金属製ボディが得意ではないのです。

(その割には、カランダッシュのエクリドールを喜んで使っていますけど…..)

モンブランもスターウォーカーよりもジェネレーション(PIX)の使用時間の方が長かったですし、太軸はあまり得意ではないのかもしれません。指先も太くて短いですし。