クロス

クロスのタウンゼントは三菱ジェットストリームでなく純正芯がお似合い

こんにちは、ヒツジ執事です。

最近はクロス(Cross)のタウンゼント油性ボールペンを急用時の筆記具(2本目)として使っています。その使用感などを報告しておきたいと思います。

ちなみに冒頭画像のように、見た目の雰囲気はモンブランのマイスター・シュテュックと良く似ています。不思議なことに、使っている時の感覚も同様です。

そのせいなのか、Yシャツの胸ポケットにボールペンが見当たらない時など、カバンからゴソゴソと取り出して使っています。

使いやすいボールペン

さすがに何本もボールペンを使い分けると分かって来るのですが、いざ実際に手に取ってみると、やはりタウンゼントは非常に個性的であることが分かります。

モンブランのマイスター・シュテュックが幅広い人々に受け入れられる “標準形” であるのに対して、クロスのタウンゼントには “長細い” といったイメージがあります。

ネットの評価レビューでも、重心が後方に近いので驚いたという人も多いです。

重心が後方にある筆記具としては、ファーバーカステルの伯爵コレクションが存在します。しかしこの伯爵コレクションがベストだと感じるようになった私でさえ、タウンゼントは重心が後方に近いと驚かされました。

しかし実に不思議なことに、これが絶妙に書きやすいのです。

ちなみに細長いといっても、同じクロスのセンチュリーよりは軸径は太いです。なんでも11.5mm-12mm程度とのことです。

(従来は11.5mmで、アップデート版は軸径が12mmと今風に太目の変更されています。昔からの従来品ファンも多く、今回レビューしているのは従来品(軸径11.5mm)の旧式タウンゼントです)

別にファーバーカステル伯爵コレクションのように、形状に応じた持ち方に慣れる必要は全くないです。どんな持ち方でも大丈夫です。

鉛筆のように、遠慮なく軸の前方を握っても構わないのです。それでもこのタウンゼント油性ボールペンは、ペン先のコントロールが効いて書きやすいのです。

これは人間の慣れによる部分があるかもしれないけれども、あとで説明するように、タウンゼントの重心が緻密に設計されている点にあるのかもしれないと考えています。。

このところ改造作業というアヤシゲなことに取り組んで体感したけれども、どのボールペンも本当に高度で緻密な設計な商品化されています。

「値段相応だろ?」と言われると、たしかにそうかもしれない。

しかし百均でモンブランのそっくりさんは存在するけれども、クロスやファーバーカステルのそっくりさんは見かけたことがないです。

これらと似たような商品を作るのは、けっこう大変ではないかと思います。

純正芯が使いやすい

さて今回のタウンゼントだけれども、実はいつものようにプラスチック芯の三菱ジェットストリームや、ZEBRAの4c芯を使えるように改造しています。

しかしお気づきの方もいるかとは思うのですが、今回の画像撮影に使用しているのはクロスの純正芯です。

本当に微妙なのだけれども、このタウンゼントはプラスチック芯を装着すると、重心が少しだけ後ろ側にシフトするようです。

もしかすると、三菱ジェットストリームやZEBRAの4c芯を使えるように削った部分でさえ、重心変化に影響したかもしれないです。

それほどギリギリの重心で開発されたボールペンだということなのかもしれません。

結局は幾つかの芯を試した中では、クロスの純正芯M(中字)が一番書きやすかったです。

それにこのタウンゼントは日常用ではなくて、米国お客様対応用に購入してみたという経緯もあります。そういうこと等も考慮して、現在は純正芯を装着しているのです。

ちなみにペン先がガタガタになるのではないかと心配する人もいましたが、クロスは替え芯が細くて軽いせいか、不思議とカタカタと音を立てることはないです。

しかしそれでも書き心地に影響が出るかもしれないと思って、純正芯の先端には透明マニキュアを塗っています。”芯の太さの水増し” という技です。

これは古くなってカタカタと音を立てるようになったボールペンでは、しばしば使われている “技” です。

なお同じような方法として、数mm程度のセロテープを貼り付けるという技も知られています。

しかしこの方法はMikanお嬢様から、「貧乏くさく感じられるから止めるように。」とコメントがあり、今回は透明マニキュア方式を採用しています。

(今回の評価レビューとは関係ないけど、実際に我が家は貧乏なんですけどねえ。ブツブツ)

「これ一本」がベスト

今回はモンブランだと不都合なビジネスシーンが増えてしまっているので、まずは今まで映画ダヴィンチ・コードやTVドラマガリレオで使われていたファーバーカステルを試してみました。

そして米国関係者と付き合うことが増えそうだという状況になり、ビジネスでは最もメジャーともいえるクロスを試してみました。

そうやって試してみて分かったのだけれども、私でさえ昔から知っていたタウンゼント油性ボールペンは、圧倒的に個性的です。

そして驚いたことに、大変に使いやすいのです。

ただしどうしてもタウンゼントを手に持った瞬間は、違和感が生じます。これだけは仕方がないことかと思っています。

何しろ太軸のモンブラン・スターウォーカーやファーバーカステル・イントゥイッションと比較すると、下記の画像以上に、手に持った時の “太さ” や “使い勝手” の違いに驚かされるのです。

そこで思うのは、このタウンゼントは著名ボールペンとしては比較的手頃な価格帯に属するし、日常的に使うのが最も相応しいということです。クロスのボールペンは替え芯が高価であるため、日常的に使っているということはステータスシンボルにもなっています。

もしそうでなければ、私のように予備ボールペンとしてカバンの中に収納し、日頃は緊急時の戦力として温存しておくのが良いかと思います。

もしちなみに替え芯だけれども、米国Amazonだと2本セットで販売されているものがある。販売元はAmazon自身です。

これをAmazon Japanでも扱ってくれることを、今は痛切に期待しているます。(Amazonへ相談してみると、何とかなるかな?)

いずれにしても、タウンゼントは大変に良いボールペンだと感心しています。

もし現在の私が過去の私にアドバイスできるとしたら、父親からクラッシクセンチュリーを譲られた直後に、「タウンゼントも使ってみろ。リフィルは将来は改善されるし、当面はペン先を棒ヤスリで拡張して自作替え芯を使うんだ」とアドバイスすることでしょう。

ちなみに私がクロスからモンブランに移った理由は、純正リフィルだとダマが出来てしまう一方、互換替え芯の三菱SK-8だと書き心地が渋過ぎたという部分も大きいです。

しかしそのモンブランは高級ブランド路線を歩み、使う場所が限定されるという事態が発生しています。

しばらくはファーバーカステルをメインに楽しむつもりだけれども、もしかしたら知名度が上がって困る事態も発生するかもしれません。

そうなったら、このクロス・タウンゼントが日常用のボールペンとなるかと思います。