[湘南日記] 少年陰陽師の完結編を予想して後悔した件

バレンタインデーには、チョコをチョコっとだけ貰えた父ちゃんです。ちょっと今日は反省事など。

いやね、数年前に少年陰陽師の最新刊「まじなう柱に忍び侘べ」を読んだ読後感で完結内容を予想してしたことがあるけど、妙にアクセスが多かったのですわ。子供に頼まれて、ついつい予想してしまったのが敗因の模様。

まさか著者の結城光流先生の目に留まったとは思えないけど、万一にもラストの完結編と思われる次巻に影響していたら困ると思って、今回は敢えてブログ記事化することに。

そもそも少年陰陽師というのは我が家の箱入り娘さんだけでなく、僕のようなオジサンが読んでも泣ける。いや、マジで泣ける。けなげな主人公の少年にも泣けるし、長兄の成親さんも泣ける。
(ちなみに我が家では成親さん、大人気である)

もともとはラノベ人気ベスト10にランクインしていたことがキッカケで読み始めた本書、今では50巻を越えている。少年は青年になり、そしてドラマはいよいよ佳境へと向かう。
「早く結城先生の新刊を読みたいっ! 待っています!」とのこと。

ただし結城光流先生は僕と違って、繊細な感性をお持ちの御方。ご家族がお亡くなりになった時には、半年ほど全く書けなくなったことがあるそうな。
だから昨今のご時世などもあって、少年陰陽師の完結編が刊行されないのも納得できてしまう。

それに僕でさえ、知ったような顔をして今後の展開などを予想されたら、気分を害してしまうだろう。
子供も僕も当時は気づかなかったけれども、自分で小説をボチボチと書き始めてみると痛感する。こっちはアレコレと苦労してプロットを練って、少しでも多くの読者に満足して貰おうと苦労している。
お願いだから、ひょいひょいとテキトーなことを書かないでー (自分の声)

ちなみに最新刊の予想内容とは、とある女の子から寿命を移して貰って延命を実現するという展開。
ただしプロット作りに苦労するようになった現在では、いろいろなパターンがあることに気がついた。例えば惜しまれて亡くなった故人が、「実は寿命を特別な方法で何かに託していたのだ」とか。
寿命が移されても魂がボロボロな人にも、その故人の魂で補完(?)するという手もあるなあとか。
そうすればこれ以上は、誰かを犠牲にする必要もなくなる。

ともかく結城光流先生と関係者で力を合わせれば、皆が待ち望んでいる「少年陰陽師の完結」というのを目の当たりにすることが出来そうな気がする。

それに主人公である安倍昌浩肩に埋め込まれしまったモノ(籠だっけ?)など、伏線として活用できそうなネタもある。
実は籠の中には状況打開策が記されており、それによって昌浩はピンチを切り抜けていくとか。
彼に出来ないことが書かれていても、それを祖父の安倍晴明に伝えることにより、一人人外魔境のおじいさまが何とかしてしまうとか。

ちなみに安倍晴明は三途の川に安倍若菜さんを待たせている訳であり、現代編の千年後まで待たせる訳には行かないよなあ、と。
そうすると例えば神部分と人間部分に分離して、神部分は神社に祭られて、人間部分は三途の川に行くとか。

世相が世相だから、こういった「明るいタイトル」の最新刊も嬉しいけれども、我が家のお嬢さんはひたすら少年陰陽師を待っている。
そういえば某大学では今年2023年4月から、新一年生は対面講義になるとのこと。
僕はIT業界の人だけれども、Amazonも出社率を上げようとしていたりする。

Twitterアカウントを拝見すると、一時は同人誌的な執筆だったけれども、最近は雑記なども始められているご様子。
僕としては結城光流先生は「物語を語る人」であり、雑記も好きだけれども、数少ない長編名作を書ける方だと思っている。
何よりも我が家のお嬢様が、「結城光流先生の最新刊を読みたいっ! 少年陰陽師を待っていますっ!」と事ある度に叫んでいる。
(読書傾向が大人になるにつれて変わって来ているけれども、少年陰陽師だけは変わらない)

そういえば先月も久しぶりに読み直したいと、ガサゴソと本棚を探していた。
僕にしても英語音声化されたアニメ版で英語学習した過去を持っているし、ぜひ完結を待っている訳である。

そんな訳で子供は「先生にプレッシャーを与えたくない。でも新刊は読みたい」という状態だったりする。
それゆえに無理にとは申しませんが、あきらめずに「まじなう柱に忍び侘べ」に続く最新巻を待っている者が存在することをお知らせさせて頂く次第なのである。

それと今後の展開を勝手に予想するとは、本当に申し訳なかったです。
もう今後は書評ブログ記事を執筆することがあっても、必ず完結した本だけにするように致します。
大変に申し訳ありませんでした。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:小野谷静