モンブラン

【実用性1位】誰にも向いているモンブランのPIX油性ボールペン

実はヒツジ執事は今まで紹介していませんでしたが、モンブランPIXと同じく細軸であるモンブラン・ジェネレーション油性ボールペンを持っています。

これは隠れた主役とでも言いますか、実は世間的にはマイスター・シュテュックやスターウォーカーを圧倒して、実用性No.1といえる油性ボールペンだったりします。

今日はどうしてNo.1なのか、その理由を紹介したいと思います。

鉛筆派に馴染むボディ

世間的に見れば、普通は小学校で鉛筆を使い始め、それを使い続けます。ヒツジ執事は筆記量が多かったので、例外的に中学校から万年筆を使いました。

万年筆はインクの収納量が多いほど、安定して長く使えます。そして万年筆派構造的に、鉛筆の太さを実現するのは難しいです。そういう万年筆に慣れた者には、マイスター・シュテュックは理想的な太さだったりします。

しかし普通は、鉛筆の太さが基準です。太軸のシャープペンシルが流行することもありますが、あくまで購入者は太軸の必要性を感じるような、つまり筆記量の多い人に限定されます。

ちなみに義母は義父からプレゼントされた、見た目はPIXやジェネレーションと非常に良く似た細軸ボールペンを使っています。義父は高校教師だったということもあるのか、モンブランの万年筆を何本も保有していました。その義父が贈ったのが、細軸です。

ちなみに我が家の奥様は、義父の影響は全く受けていません。しかしノック式のSIGNOやSARASAのようなゲルインクボールペン(つまり細軸)を何本も使い続けています。

またヒツジ執事の母親は達筆ですが、大昔は軽くて細軸のセーラー万年筆(18金)を使っていました。

なおこの万年筆は、ヒツジ執事が物心つかない頃にペン先をダメにしてしまったそうです。社会人になってから修理に出してみましたが、流石に書き味は元通りには直せませんでした。今はノック式の三菱ジェットストリーム(0.5mm)を使っているとのことです。

広い視界

これは鉛筆の話の延長になってしまうかもしれませんが、細軸は太軸よりも原稿用紙などを見やすいです。小学生の鉛筆のようにペン先を持つと影響度は小さいですが、ペン先端から3cm程度の場所を持つと、差は歴然としています。

「視界が狭いほど集中できる」という人は稀でしょうから、この点では細軸に軍配が上がりますね。

Yシャツの胸ポケットに最適

細軸は太軸と比較すると軽いです。ヒツジ執事が台所の秤で実測したところ、下記の通りでした。

・ジェネレーション:19g
・マイスターシュテュック:23g
・スターウォーカー:28g

書き易さという点では、重い方が良いかもしれません。しかしYシャツの胸ポケットに常備する場合は、軽くて目立ちにくい細軸の方が圧倒的に便利です。

ちなみに後述のように何本もYシャツの胸ポケットに入れる場合、差が歴然として来ます。何しろPIXやジェネレーション2本でも38gです。ファーバーカステル伯爵コレクションのシャープペンシル(メカニカルペンシル)など、木軸でも36gすることがあります。金属製だと、48gなどという重量もあります。数本でスマホ並みの重さです。

人間は見た目が全てではありませんけど、ビジネスではキチンとした身だしなみをすることは大切です。重たいボールペンを何本も胸ポケットに刺していると、不思議に思われてしまいます。(恥ずかしながら経験談)

ちなみに余談ながら、軽いとシルバニアファミリーのお母さんに持って頂くことも可能です。(そのくらい軽いです)

あとPIXやジェネレーションは、スターウォーカー以上にホワイトスターが目立ちにくいです。

ちなみにヒツジ執事の場合は、ご覧の通りで黒ビニールテープでホワイトスターを隠しています。

細くてもモンブラン

カランダッシュのエクリドールは金属ボディですが、PIXやジェネレーションは樹脂ボディです。しかしそれでも、マイスターシュテュックやスターウォーカーと同じく、お馴染みのジャイアント・リフィールを使えます。

つまり替え芯を加工すれば、パーカー互換の替え芯(G2)やカランダッシュのゴリアット(Goliath)芯も使えるということです。

タンク式のジェットストリーム、デフィ向けエス・テー・デュポンのイージーフロー、ファーバーカステルの純正芯など、思うがままに使うことが出来ます。

実際にこの記事を執筆するにあたってゴリアット芯を試してみましたが、予想通り全く問題なく装着出来ました。今のところは何の違和感もなく使用出来ています。

モンブランの油性ボールペンでパーカー互換芯のジェットストリーム替え芯さてモンブランの油性ボールペンでも、三菱鉛筆のジェットストリームやカランダッシュのゴリアット芯を使いたいという人は多いかと思います。 ...

また描き心地に関しても、立派にモンブランです。19gと軽いので、さすがにボールペンの重さに任せたコントロールは出来ません。しかしボディ(軸)の太さが一定に近いので、自分の好きな場所でボールペンを持つことが出来ます。これが使いやすさに繋がっているようです。

さすがにマイスターシュテュックやファーバーカステル伯爵コレクションのように「使っている私、カッコイイ!」とは行きませんが、実用性は十分です。

ボディ(軸)とインクの色

PIXやジェネレーションの場合、豊富な色の中からボディを選ぶことが出来ます。

ちなみにヒツジ執事の場合は黒プラチナと緑ゴールドの2本を所有しています。これは予算の都合で格安販売されていたことが理由です。しかし幸いヒツジ執事が仕事で必要なのは、黒、青、赤、緑の四色です。

黒プラチナには赤インクを入れています。

そして緑ゴールドには緑色インクを入れています。

これは大変に便利です。

いくらヒツジ執事がマイスターシュテュックとの相性が良いといっても、使えるのは一本だけです。もしマイスターシュテュック2本に黒インクと赤インクを入れたら、見分けが付かずに面倒です。

そうやって考えるとPIXやジェネレーションの色違いのボディというのは、オシャレであるというだけでなくて、実用的にも大変に役立ってくれます。

まとめ

さて今回はタイトルに「実用性1位」という前置きを入れましたが、その気持ちを分かって頂けましたでしょうか。

誰もが知っている鉄板ボールペンはマイスターシュテュックです。しかしPIXやジェネレーションといった細軸ボールペンこそ、実用性という観点から見ると、堂々と「実用性1位」と呼べる存在だったりするのです。

少なくとも黒インクのボールペンだけで済むことは稀で、赤インクのボールペンが欲しい方も多いかと思います。そんな方には、PIXは格好の「1本」かもしれません。

ところでヒツジ執事が不思議に思っているのは、PIXとジェネレーションの関係です。

実はジェネレーションは数年前に廃盤となり、その後継としてクルーズコレクションというものが登場しました。これが本日時点では、モンブランの公式サイトに見当たらないのです。一方でPIXはきちんと存在しています。

ドイツ本国では細軸が流行しているという噂も聞きますし、実際のところがどうなっているのか、個人的に大変気になるところです。

ともかくさすがモンブランのボールペンというだけのことはあり、手帳にも署名にも資料推敲にも、いろんな用途で長く使うことが出来ます。そういえば義母のソックリさんボールペンは、奥様に引き継がれるかもしれません。

(ヒツジ執事のジェネレーションは、奥様にお貸ししても、その日の晩には返却されて来ます。残念ながらお気に入りでは無いようです)

そういえば小日向京さんという文具ライターさんも、PIXに関してエッセイを執筆なさっています。PIXという名前の由来を知ることが出来たし、興味深く読ませて頂きました。

小日向京のひねもす文房具|第百四十八回「モンブラン PIX ボールペン」

このエッセイを読ませて頂くと、最近ではインクの緑なども登場し、カラーバリエーションも多くなっているのですね。さすがはモンブランだと感心します。(ヒツジ執事は、この記事のようにジェットストリームの緑色を使っています)

それにしても、こうやって見ると、個性豊かなボールペンが多いです。万年筆まで手を出している方々は、さぞや大変だろうとお察しする次第です。

それでは、また。