さてGoogle Analytics記事で、私は「家族のアドバイス」を活用していると紹介しました。
これは実は大変に効果的なのですが、逆に自分へのダメージも大きかったりします。
今回はここら辺を、もう少し深堀してみることにします。
結局のところはコンサルタントが的確にアドバイスしてくれており、コンサルタント料に見合っていることも多いです。
Web運営者のやること
Google Analyticsを見た後で、Web(ブログ)運営者がやることは三つです。実に単純です。
- ブログ記事の修正
- 固定ページの修正
- 構成(カテゴリなど)の見直し
この作業をどこまで高度化できるかによって、毎月売上が900万円から1,000万円に変わります。そのためにGoogle Analyticsを活用する訳です。
ただし … やることは三つです。もしあなたが私のように毎月5桁レベルの売上であれば、そもそも「細かい微修正」など僭越です。
まず必要なのは、「ぱっと見て分かりやすい構成のWebサイトで、記事を読んで面白いか」という方向性を決めることが大切です。
この根本的な問題に関しては、たとえ私のIQが120であっても、訓練すれば向上するというものではありません。それよりも家族の意見が役立ちます。
大切なのは具体的な行動の結果であって、その行動を決める場合、初心者はAnalyticsが必須ではないということです。
アドバイスの具体例
家族のアドバイスは役立ちますけれども、その分だけストレスが溜まります。なにしろ家族なので、ストレージにバッサリ斬らないと、私には話が伝わらないことを知っています。
まさに「愛のムチ」というところでしょうか。
記事テーマが不適切
英語学習のWebサイトを運営していた時、子供向けの英語学習番組に出演していたネイティブ芸人を評価したことがあります。
これ、家族から「芸人が読んだら喜んでくれると思う? 即刻削除!」とのことでした。たしかに言われてみると、その通りです。
あまりに検索語や論理構成に拘ったあまり、英語学習には役立つかもしれないけれども、「それ以前に社会人としての常識はどうよ?」という内容になっていました。
冒頭が面白くない
家族は趣味でブログ記事をチェックします。今回の内容の記事は、最後まで読んで貰えないことも多いです。
と、いうか、そもそも冒頭部分が面白くなかったら、無言で立ち去ってしまいます。これはブログにアクセスする人も同じで、役に立たなければ「即刻離脱」です。
立ち去られる時には「なんて酷い仕打ちだ…」と悲しくなりますけど、それが事実なので仕方ありません。
誤字脱字
私は推敲が好きではないので、書いたらばそのまま記事投稿してしまうことが多いです。ときには勢いに任せて書いたことで、誤字脱字が残ってしまうレベルのこともあります。
しかし毎日100アクセスでも得ようと思ったら、誤字脱字など許されません。たまたま見た記事に誤字脱字があったら、「人気がないから誰も指摘しないし、放置して困らない程度のサイトなんだな」と、二度とアクセスして貰えないことも多いでしょう。
しかし学生は発達途上にあるので、こういった誤字脱字を発見しやすいです。エスパー(最近は異能者というらしい)のように、超高速で誤字脱字を見つけ出してくれます。
思わず「まず内容や構成を見てくれ」と言いたくなりますが、家族に言わせると「誤字脱字があるだけでチェックする気になれない」とのことです。
突き放すように言われるので血圧が上がりますが、事実は事実です。
「申し訳ありませんでした。次からは注意徹底します!」と、ひたすら平身低頭でお詫びして訂正することをやっています。
(心中は穏やかじゃありませんけど、ひたすら耐える以外に選択肢はありません)
日米のコンサルタント比較
「お前はいったいGoogle Analyticsを勧めているのか、進めていないのかどっちなのか?」と言われてしまいそうです。
実はここら辺に、元日本IBMの永井さんも苦労なさった、日米でのコミュニケーション方法の相違点があったりします。
米国というのは多民族国家なので、日本のように文化的な背景が異なる場合も多いです。そこで誤解が生じるのを防ぐため、「物事を明確に定義する。そして一つづつ話す」というローコンテクスト文化になっています。
だから日本語的には、「歯に衣を着せぬ」という物言いとなります。それを素直に受け入れるか、徹底的にノーと拒絶するのか二択するのが米国文化です。
日本人は基本的に同一民族で構成されており、コミュニケーションも「受けられる範囲」となります。だから相手を見て、「受け入れられそうな範囲での提案」となります。
よく米国から帰国したばかりの在住者が、ぶっきらぼうな物言いをする光景に出くわします。でも数か月すると、元通りに「空気を読む人」に戻ります。これ、本当に興味深いです。
そして日本人にコンサルティングする場合には、「結論は断定的にはっきり言うな」という指導方法まで見かけるくらいです。今回も実は、同じような話だったりします。
- Analyticsは具体的結果。コンサルタントが婉曲化
- Analyticsは具体的結果。コンサルタントが明文化
- Analyticsは微妙な結果。コンサルタントが補完
- Analyticsは微妙な結果。コンサルタントが婉曲化
つまりたとえAnalyticsが期待したアウトプットを出せなくても、コンサルタントが経験を生かして、役に立つアドバイスへ変換してくれることもある訳です。
まとめ
以上のように、Google Analyticsも役立ちますけれども、「家族の歯に衣を着せぬアドバイス」も大変に役立つという訳です。
これが日常的なルーチンとして定着すると、下手なGoogle Analyticsコンサルよりも役立ちます。
童話の「xxxの王様」のように、家族はありがたい存在だったりします。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:よつばせい