文房具

本当に仕事のデキる人たちの使っている筆記具(ボールペン類)は何か

さてこのところ映画やTVの影響を受けて、久しぶりにボールペンが充実してしまった。

ところでボールペンというか筆記具とは、もともと仕事をするためのツールである。本日は職場でたまたまクロスのタウンゼントらしきボールペンを使っている課長さんを見かけた。

それでふと思ったのだけれども、「デキるヤツは筆記具(ボールペン)も違う」という人もいる。それは本当のところはどうなのだろうか。

ちなみに私が今まで接してきた社長や重役や大学教授などを通していうと、「デキる人は何を使うかを特に気にしない」である。

もちろん、その人の置かれた立場によって、使うものが異なることがある。今回は思いつくままに紹介してみたいと思う。

(1)某外資系の社長

この方は別な外資系の社長だったけれども、引き抜かれて転職して来た方である。使用しているのはモンブランのマイスター・シュテュック(万年筆)だった。いつもバイブルサイズで3cm程度の厚さのシステム手帳を持ち歩き、こまめにメモを取られていた。ペン先はB(太め)だったように記憶している。誰が見ても一流のスーツを着こなしていた。

(2)社内で知り合いの本部長

ズバリ、職場で支給されている百均のボールペンだった。ノートも会社支給のB5サイズだった。服装も清潔感はあるけれども、無頓着だった。

(3)入社時に上司だった課長さん

恐ろしく頭が切れる方だった。服装には拘りがあり、Yシャツの袖をカフスボタンで留めているような人だった。自分で購入したワープロを会社に持ち込み、それで資料を作成するなど、恐ろしく個性的だった。

この方も職場で支給されている百均のボールペンと、会社支給のB5サイズのノートを使っていた。ノートは1ページを半分に折り、2段組みで書き込んでいるのが印象的だった。勉強のため、今でも折にふれて参考にさせて頂いている。

(4)知り合いの万年課長殿

この方はノートは覚えていないが、筆記具はカランダッシュのボールペンだった。海外企業と販売代理店契約を結び、製品を仕入れ販売する立場だった。ただし他社とのおつきあいでなく、本人の趣味でカランダッシュを使っていたのではないかと思う。そういう繊細な部分をお持ちの方だった。

(5)私の弟

今はどうかは知らないが、学生時代は兄弟揃って万年筆を使っていた。私はF(細字)だったけれども、彼が何を使っていたのかは覚えていない。

(6)昔上司だった部長さん

筆記具に何を使っていたのかは、”分からない”。モレスキンの横罫線のポケット版手帳を持ち歩き、黒文字の書ける筆記具でメモを取っていた。

ブランド物のようには見えなかったけれども、おそらくどこか名のあるメーカーの油性ボールペンだと思う。研究所出身で、身なりもこざっぱりとオシャレで、物事の本質を捉えるのが好きな方だった。

こうやって思い返すと、映画ダヴィンチ・コードでファーバーカステル伯爵コレクションのシャープペンシル(メカニカルペンシル)を使った、ロバート・ラングドン教授(トムハンクス)と似ているような気がしないでもない。

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(7)昔の上司

冒頭の画像のような、それでいて外観は “ほぼ日手帳” に付属していたような黄色い四色ボールペンを使っていた。ノートはA5サイズで、いろいろと打ち合わせ結果を小まめに書き込んでいる様子が印象的だった。

(8)保護者会でお会いした両家の奥様

相当に使い込まれたモンブランのマイスター・シュテュックをお使いでしたな。手帳やノートを利用していたのかは不明

(9)40歳で亡くなった優秀課長(同期)

どこかのメーカーのものだと思うけれども、ボールペンを使用。バイブルサイズのシステム手帳を使用していた。

(10)今年4月に異動して来た新任の事業主管

モンブランのスターウォーカー油性ボールペンを使用。

(11)神戸の万年筆屋の店長さん

個人用にはファーバーカステルの伯爵コレクションの万年筆(エボニー軸)を使用。接客用には、当初はギロシェを利用。落としたりすることが多かったらしくて軸を壊し、現在は万年筆と同じく伯爵コレクション(エボニー軸)の油性ボールペンを使用中とのこと。

そういえばファーバーカステルのギロシェを、家宝として大切に使っている方をブログ記事で見かけた。家の購入や子供の出生届に使用なさっているとのこと。

(12)大学教授A

すぐに無くしてしまうので、事務用の黒ボールペンを使用しているとのこと。私に言わせると、”2本体制(1本は胸ポケットに常備)にせよ” である。

(13)大学教授B

良く分からないが、どうも御家族が使わなくなったボールペンを使用している模様。ジェットストリームの可能性大。単色。

大体、こんなところだろうか。

こうやって見ると、四色ボールペンって文房具店では常連だけれども、デキる人は1色で済ませている。もちろん必要があれば使うのだろうけれども、メモで強調すべきところは、アンダーライン等で済ませているらしい。

ボールペンというのは、本体だけでは意味を成さない。

昔観たアニメで、隕石の地球落下を「たかが石っころ一つ、〇〇〇〇で押し返してやる!」と食い止めるニュータイプがいた。

さしずめここでは、「たかが筆記具一つ、リフィールでカバーしてやる!」といったところだろうか。

ただし “付喪神” ではないけれども、道具には製作者や利用者が込めた “思い” がある。私のネーム入りマイスター・シュテュックなど、その典型的なものだ。そのロゴを見て、辛い思いをしたのは自分だけではないかもしれない、冷静さとヤル気を絞り出すのである。

ブランド自慢は好きではないけれども、自分のボールペンを見ることで自分を制するというのは、悪いことではないと思う。