メガネ

Lindbergメガネを破格値(格安)で購入する方法

 最初に断っておく。身も蓋もないけれども、「Lindbergメガネを破格値(格安)で購入しようと挑戦するのは、時間と体力の無駄遣いになるので、止めておいた方が良い。」である。凝り性とはいえ、自分や家族のために20本以上を購入した者の、経験談である。

まず最初に私がどのような者か紹介しておこう。現在の私は、Lindberg Spirit Basicというツーポイント(フチなし)メガネを着用している。フレーム色は12番(茶色)で、ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロと同じフレームである。いや、私のLindbergは最新型なので、ブリッジ部分が若干だけれども太くなっている。その点は若干異なっている。

さてこのLindberg Spiritなるツーポイント(フチなし)フレームとAir Titanium Rim(略称:エアチタ)という針金のように細いチタン製フレームに関しては、私はもしかすると日本で最も技術的に詳しいユーザかもしれない。何しろ凝り性なので、海外サイトも含めてGoogleで徹底的にフレーム構造を調べ上げた。Lindbergでは有名なイワキメガネの超お得意さんである。日本でLinderg社が開催したセミナーの概要も把握している。奥さんも子供も、Air Titanium Rmという針金のようなチタンフレームのメガネを使っている。

もちろん販売価格が5万円程度するメガネである。全てをイワキメガネから購入していたのでは、Lindbergのフレーム購入費だけで100万円を軽く突破してしまう。そこで、あの手この手で格安購入を実現して来た。今回はそのノウハウを紹介させて頂くことにする。

(1)問屋から流れたLindbergを購入(最強)

日本のメガネ屋さんでも新旧モデルチェンジの際などで、旧モデルのLindbergフレームを値引きして販売することがある。これをさらに強力にしたのが、問屋から流れて来る訳アリ品を購入する方法である。超格安を通り越して、まさに破格値である。

ただし日本ではヤフオク等でも出品されることがない。eBayを根気よく数か月ウォッチして、たまたま出品されたLindbergフレームで気に入ったものであれば落札する。ただしアジアモデルでなくて欧米モデルなので、普通はクリップ部分が5mmでなくて3.5mmのタイプになる。私は3.5mmでも問題なく使えているが、短い分だけ調整範囲が制限される。憧れでLindbergに初めて手を出そうとする方は、止めておいた方が無難である。

ちなみに後述する中古品を購入する方法もあるが、それはフレームが女性用に作成したメガネなのか、3.5mmだった。正規販売代理店でレンズ作成して貰った際、「レンズが厚くてクリップの先端がレンズに埋まっていますよ。なんで5mmにしないんでしょうね?」と、驚いていた。3.5mmだとクリングスの関係で丁度良かったのかもしれないが、機会があったら作成者に尋ねてみたいと思っている。(販売カード付きで入手したので、作成者まで把握済み)

なお万一3.5mmを販売されてクリングスの長さ不足で困っている方がいれば、相当荒っぽい方法になるかもしれないが、クリップ部分から曲げて長さを確保する方法もある。ただし出来れば、5mm版に交換して貰った方が良いかと思う。

(2)デパートにある店がセールをした時に会員カードで購入

イワキメガネなどは、デパートにも出店している。そういうお店で、年に1-2回ほど期間限定セールをする時がある。この時に会員カード特典も併用してLindbergフレームを購入する。別記事で扱うつもりだけれども、Lindbergはレンズ交換できるお店も限定されている。このようなセール時にレンズもセットで購入すると、さらにお得に格安で購入することが出来る。(私は試したことがないけれども、店員さんにこの方法を紹介されたことがある。ただし、いつセールになるのかは教えて頂けなかった。お店側としては当然のことかと思う)

(3)オークションサイトで購入

オークションサイトを監視していると、ときどき超格安の掘り出し物に遭遇する。我が子のLindberg Air Titainum Rim Ovalモデルはイワキメガネで購入したものだが、予備のOvalモデルはオークションサイトで1万円で落札した。新品なのだけれども、色が黒と地味なので子供に人気がなく、それで最低落札価格が1万円で出品されていた。まさに破格値だったと思う。

ちなみに虹色のボストン型フレームも出品されていて、これは価格につられて私が自分用に落札した。いつの間にかレンズの着脱ノウハウまで身に着けてしまったので、ダミーレンズを取り外して#1500のサンドペーパーで虹色の塗装を落としてしまった。Lindbergは全く塗装のない10番という色設定のフレームも販売されていて、TV番組:相棒の杉下右京(水島豊)さんも10番である。Lindberは針金フレームなので、実はレンズの形は変更することが出来たりする。右京さんのAdaniが販売終了して悲しんだファンが、AlvisにAdaniのようなレンズを装着して着用したのは有名な話だ。私の場合はボストンではなくて大人向けに利用できそうなレンズを装着して、”改造Lindbergフレーム”を作り上げてしまった。

もちろんこんな無茶な改造をすると、正規販売代理店ではレンズ作成を断られてしまう。Adaniの時は、某有名店が自ら顧客の要望に根を上げて対応したので、特に問題は起こらなかったようだ。ちなみに私の場合、レンズ作成は別記事で紹介する予定のレンズ専門店さんで作成して頂いた。(ただしAir Titanium Rimにしても、アジア向けと欧米向けでクリングス長が異なる(短い)ことが一般的だ。パッドをeBayで出回っている大型互換パッドを調達するとか、この点には注意する必要がある。)

なお新品ではないけれども、殆ど利用されなかった新古品が出品されることもある。メガネのブランド品は、新品でなければ定価の2割程度で出品されることが多い。またそういう良品を出す人ほどオークションに慣れておらず、出品タイトルにLindbergを付けずに出して、キーワード通知設定をしている者たちが気付かず、おかげで落札競争にならずに済むこともある。時間と体力を投入すれば、こういう掘り出し物を見つけることも出来る。

もちろん安いからといって、長いこと誰も落札せずに自動更新されている商品は要注意だ。これは1990年代の初期モデルだとか、女性用にフレーム末端が切り落とされ商品のケースがある。最初に我慢できなくて落札してしまった時は、クリップ部分は欧米で多い3.5mmだったし、女性に向いた短いフレーム(一般男性は145mmなのに135mm程度)だった。現在は福山雅治が扮するガリレオ湯川学のようなレンズを装着しているが、自作アダプターで延長している。十分使い物になるから良いけれども、”貴重な経験” を積んでしまった例である。

大体、こんなところだろうか。それとLindberg、特にAir Titanium Rim (エアチタ)は自動車に轢かれても使い続けることが出来たという逸話があるほど耐久性があるけれども、予備があるのに越したことはない。

我が子が小学校1年生の時には、数日おきにフレームを変形させていた。それで近所のメガネ屋さん通いの日々が続き、根を上げてLindbergに交換したらばピタリと落ち着いた。今ではメガネを着用したまま布団の上を転がったりしており、おそらくもう普通のメガネには戻れない。しかしそのLindberg Air Titanium Rimにしても、クリングス部分の曲げには弱い。先日は風呂に入る時に踏みつけてしまい、ひん曲がってしまったとのことである。私が応急的に調整したけれども、最終的にはイワキメガネに持参して再調整する結果になった。

そういえば奥さんも子供の様子を見てLindberg Air Titanium Rim Kellaに変更したら、開口一番「軽い!」と、驚きの声を上げていた。もうLindbergでない既存メガネには戻れないそうで、私が苦労して調達した中古Kellaは二つとも奥さん用に召し上げられてしまった。

そうそう、私がLindberg Spiritというツーポイントフレームを使っているのは、レンズの形を自由に出来るので、予備フレームを調達するのが容易だという理由だったりする。昔は抱っこした子供の攻撃でツーポイントは無理だったが、さすがに小学校三年生を過ぎたら抱っこすることは無くなった。おかげで何とかなっている。いやはや。