こんにちは、ヒツジ執事です。
今回も結論はモレスキンのノートの活用方法の紹介ですが、この歳にして悔い改めるところがあったという話でもあり、まずはその原因から紹介させて頂くことにします。
ちなみに自分ではそれなりに人が好きだと思っていたけれども、実は相手にとっては迷惑な存在だったという反省記でもあります。
前田裕二さんのお兄さんを尊敬
先日、父が倒れて、数年ぶりで弟と会いました。私は長兄として、家族を纏めようと気負っていました。
こちらの「メモの魔力」という本でも紹介されていますが、著者の前田裕二さんのお兄さんはエラいです。いつも弟のため、家族のために頑張っています。何か問題があれば、それを他人のせいにすることなく、自らを省みて改善しようとします。
「兄」の鑑のような人です。私も今までは、少なくとも同じようにありたいと頑張っていたつもりでした。
ちなみに私には、好みのセリフがあります。昔観たTVドラマで、やさしくて強い拳法の使い手である主人公に対して、たまたま助けを求めた女性が言った言葉です。
“I love you, because you love me back.”
実はこれを正しく理解できていなかったということが、今更ながらに悔やまれる次第です。
人が好きとは?
「人が好き」とは、いったいどういうことでしょうか?
自分が相手に対して好意を持っていると思うことでしょうか?
このように書くと、自分が間違っていたことが分かって来ます。人に好意を持つなら、当然その人のことが気になります。その人が何かを言えば、その内容に興味を持つでしょう。
残念ながら私の場合は、「好意を持っていると思う」という段階に留まっていたのでした。
「兄貴は人の言うことを聞こうとしない」
実に耳の痛い話ですが、ふとしたキッカケで「兄貴は人の言うことを聞こうとしない」と言われました。
どうも私には独りよがりな部分があり、相手が何を言おうとしているかを勝手に判断しているようです。今までも「人の話を最後まで聞け」と何度も言われましたが、これは初めての経験でした。
兄弟だからこそ、遠慮なく言ってくれたのでしょう。弟に言っても本気にして貰えないかもしれませんが、本当に感謝しています。
同時に、このような悪い癖は、少しでも治した方が良いと決意しました。
モレスキン「傾聴」ノート
そこで私の頭に浮かんできたのが、文豪ストレイドックスという小説&マンガに登場する「理想」手帳です。
これは文豪の国木田独歩にちなんで名づけられた登場人物が持ち歩く手帳です。表紙に「理想」と書かれています。彼はこの手帳を、それこそ肌身離さずに持ち歩いています。
もちろん私もモレスキン手帳を、常に持ち歩いています。今回は恥も外聞もなく、手帳に「傾聴」と貼り付けることにしました。
手帳の使い方は、「メモの魔力」で紹介されている方法を踏襲します。相手の話を聞く時には、必ずノートを開くのです。そして気になることがあれば、それをメモに取るのです。
奇しくも著者の前田裕二さんもモレスキンのノートを利用していますが、彼と会った人は全員が感動するのだそうです。「自分のいうことを真剣に聞いてくれる」と。
その外にもいろいろな活用方法がありますが、まずは相手の言うことを正確に聞き取ることが、私にとっての最優先事項でしょう。
まとめ(効果あり)
実際にやってみましたが、人の話を上手に聞くというのは相当難しいです。それをノートに纏めるというのは、さらに難しいです。
でも私の場合、着実に効果は上がっているようです。今まで論理的整合性が推測できる場合のみしか内容理解できなかったのですが、その推測力が向上して来たようです。
少なくとも幹部の演説を聞いていて、腹を立てることは無くなって来ました。彼らは彼らの立場があって、一見すると荒唐無稽な演説をするのです。
それにしても兄弟というのは、本当にありがたいものです。父が今も生きていたら、今の私たちの様子を見て、少しだけ安心してくれるかもしれません。私の聞く能力の低さは、相当心配をかけていたようなので。
それと最後になりますが、このような改善のキッカケを与えてくれた前田裕二さんには、本当に感謝している次第です。