ファーバーカステル

【筆記具の贈り物レビュー】神戸の万年筆屋の店長さんのボールペンはギロシェ

さて注文していたファーバーカステルのギロシェのシスレーアンスラサイト油性ボールペンが到着した。さっそく試してみた感想を報告したい。

ちなみに結論としては大変気に入ってしまい、もしかすると長く使うことになるかもしれないと思っている。(いや、もちろん最初からそのつもりで購入しているのだけれども)

さて肝心なファーストインプレッションだけれども、開封して気付いたのは、同じファーバーカステル伯爵コレクションのアネロ(エボニー軸)よりも軽い点である。驚いてGoogle検索をかけてみたら、どうやらこの「GRAF VON Faber-Castell ギロシェ シスレー アンスラサイト」は、木軸系よりも7gほど軽いらしい。

デザインもガリレオ湯川学先生のファーバーカステル伯爵コレクションのアネロ(エボニー軸)とは、若干異なっている。

台所の料理用秤に乗せたら、27gだった。モンブランのマイスター・シュテュック(22g)よりは重いけれども、スターウォーカー(28g)よりは軽い。Yシャツのポケットに入れても、あまり見苦しくないかもしれないと期待できそうな軽さだった。

なお逆にこの軽さゆえに、後端の金属部分が重く感じられ、最初はバランスが気になってしまった。Amazonや楽天で、「伯爵コレクションはペン先を持つ習慣のある人には向かないかもしれない」というコメントが散見された。手に取った瞬間は、思わず心配になってしまった。

しかし実際に使ってみて、これは杞憂だったと分かった。私はペン先を持つような習慣はない。ボールペンの芯を出すと、重心が前方に移動する。そのおかげで絶妙な持ちやすさを体験することが出来た。まるで自分の手の一部のように、しっくと馴染む。

これは”神戸で唯一の万年筆調整販売の店 Pen and message.”の店長さんも、全く同じ感想だった。ちなみに彼は昔から長年愛用していて、ボディに亀裂が入るまで使い続けたそうだ。現在は万年筆がエボニーなので、それに合わせてエボニー軸へ乗り換えたとのことである。

(失礼ながら軸が割れるのは何度も落下した等が原因となるので、本当に日常的に使用なさったのだろう。床も、固い床だったと想像する。by 経験者)

ガリレオ湯川学ボールペンもエボニー軸だけれども、こちらは “アネロ” という名前が付いているように、リング状の飾りが付いている。その点は微妙に異なる。

なお私も無意識に感じていたのだけれども、彼は購入時に入っている芯がB(太字)タイプなので、万年筆のように傾けて書きやすいとコメントしていた。この点はその通りだと思う。

ちなみに彼によるとファーバーカステルが採用しているパーカータイプの芯だと、デュポンディフィの芯が、大変に滑らかな書き心地なのだそうだ。私も基本的には万年筆で生活する時間が長かったので、機会があったら試してみたい。

それにしても湯川先生もエボニーだったし、ダヴィンチコードのロバート・ラングドン教授(トムハンクス)もエボニー軸のシャープペンシルだった。贈り物としてはモンブランの方が万人受けして無難だと思うけれども、”こだわり派” にはファーバーカステルは大変個性的だし、魅力的に映るのかもしれない。

ともかくこのギロシェ、筆記具としてはそれなりのお値段だけれども、普段使いとしてはピッタリかもしれない。実に使い勝手が良い。今まで使ったボールペンの中でも高評価だ。

さすがは六角形エンピツを考案したファーバーカステルだと言うべきだろうか。