手帳術

「メモの魔力」を小学五年生に試して貰ったら、その効果で母親が青くなった件

こんにちは、ヒツジ執事です。

そういえば別ブログで、前田裕二さんの「メモの魔力」を活用して相談事に対応した件を紹介しました。

今回は「メモの魔力」を、頭脳レベルが小学校2年生程度に留まっているMikanお嬢様に試して貰った件を紹介させて頂きたいと思います。

ちなみに「メモの魔力」という本で紹介されている手帳術は、こちらのインタビューで概要が紹介されています。

要約すると、ノートを縦に四分割して、次のように書き込んで活用するという利用方法です。

  • 最左端:標語の形で今回扱う話を明確化して記入する。(テーマ選定)
  • 左中央:ファクト(事実)を箇条書きや図を使ってメモを取る。(事象の構造化)
  • 右中央:構造化したメモから抽象化した知見を得る。(検討内容の明確化)
  • 最右端:知見を一般的な事柄へ適用/応用(転用)する。(検討事項の決定)

標語が役に立った算数問題

まずは「どうやって解いて良いのか分からない」と相談された算数問題に「メモの魔力」を使ってみました。

[問題] 右の図で、四角形アイウエはまわりの長さが64cmの平行四辺形で、四角形オイカエはまわりの長さが60cmのひし形です。辺アイの長さを求めなさい。

数学にしろ、算数にしろ、「解き方」が分からないというのは良くあることです。解き方さえ分かってしまえば、大抵の問題は単純作業で解決できます。

この問題はノートを使うことによって、アッサリと「解き方」が分かりました。

まず標語の欄に何を書き込もうかと考えて問題文を注意深く読むことによって、「平行四辺形」と「ひし形」が選択されました。ひし形の特徴の一つに、四辺が同じ長さであるという点が挙げられます。

平行四辺形の長編とひし形の辺で重なっていない部分が4cmなので、長編は19cmだと分かります。これから求められている「辺アイ(短編)」は、13cmだと分かります。

言い換えると、問題文の中に隠された「ひし形」を見つけ出すことにより、簡単に問題を解くことが出来た訳です。偶然かもしれませんが、なかなか興味深かったです。

トラブルは自分が発生源

先日会社から帰宅したら、子供が宿題へ必死に取り組んでいました。学校で起こった友達とのトラブルを母親に聞いて貰っていたら、90分も費やしてしまったのだそうです。

これはファクト(事実)をメモとして記入することで解決しました。時系列にまとめると、こんな感じでした。

  1. 休み時間に本を読んでいる友達Aへ、本好きだと言った。
  2. 友達Aは違うと否定した。
  3. 友達Bが、本好きに見えると追加コメントした。
  4. 給食時に友達Aに、親愛の情(イタズラ?)としてお盆を取られた。
  5. 手洗いへ行く時、友達Bがお盆を見張ってくれた。
  6. 友達Aは、「私は何度もやらない」と不機嫌になった。
  7. 友達Aは、下校準備の時に筆箱で私の頭を叩こうとした。
  8. 私は友達Aに、筆箱が可哀そうだと言った。
  9. 友達Aは、私の筆箱を取り上げて叩こうとした。
  10. 友達Aは自分の筆箱で、私のランドセルを叩いた。
  11. 先生が友達Aに、物を大切にするよう注意指導した。

つまりキッカケはMikanお嬢様が何気なくコメントしたことに端を発して、物事が次第にエスカレートして行ったという訳でした。これを見てMikanお嬢様もそのことに気付き、思わず頭を抱え込んでしまいました。

体格の向上に気付けてない点

ヒツジ執事のところに、数日前に階段で少し危ないことがあったとの情報が入って来ました。これは本人は気付いていませんでしたが、確認したら大変に危ない事態であることが分かりました。

ファクト(事実)を書き込んで分かったのは、Mikanお嬢様が教室を出て二列で階段に向かっている際、階段近くで友達Aに後ろから話しかけられたのだそうです。で、会話内容は覚えていないけれども友達Aから押され、階段を1-2段過ぎて止まることが出来たのだそうです。

もちろんMikanお嬢様の前には友達が行列で歩いており、下手すると将棋倒し事件が発生しかねないところでした。

この原因は私語禁止の下校時に会話をしようとした点も問題ですが、どうやら友達Aが自分たちの成長を認識しておらず、想定以上の力で押したことが原因だったようです。

「私だったら、そんなに階段に突入するようなことにはならない。」との説明があったそうなので。

ちなみにMikanお嬢様も同様であり、本日はふざけてテーブルの下に潜り込んで動き回りました。もはや成長期に入って身長140cmを越えて体重も増えているのに、その事実を認識できていないようです。

なかなか悩ましい事態であるということが分かり、奥様は真っ青になってしまいました。

先生のアドバイス

テストで間違えてしまった問題の見直しをしました。

その時にノートを使って回答プロセスをファクトに落とし込んで貰ったら、先生から「もっと簡単に計算できる方法がある」とアドバイスされたことを思い出したとのことです。

ちなみにこれは我が家では、「Zの問題」と命名されているものでした。「三角形の外角」であり、そのことを思い出しました。

皮肉なことに今週の実力確認テストに備えて「四年生の時に間違えた問題」をやり直そうとして、下記画像の同問題に遭遇しました。

さすがに今回はメモ・ノート(魔法の杖?)を使ったことですし、もう二度と間違えない… と期待したいです。

真ん中に合わせる

これは「メモの魔力」のおかげとは言えないかもしれません。

テストで「3本の異なる長さのリボン」の問題を間違えました。これは過去に取り組んだ時の記録をバインダーに残しておいたので、「真ん中のリボンの長さを最初に求めようとする習慣」を持っていることが分かりました。

今回は最も短いリボンを最初に求めようとして墓穴を掘りましたが、今後は自分の習慣を踏まえて対処してくれるだろうと思います。

まとめ (奥様はひたすら感心)

特にメモ・ノート(魔法の杖)へファクト(事実)として事件を構造化して記述するというだけでも役立つということは、奥様には衝撃的だったようです。その場に居合わせなくても起こった出来事が分かるようになったということで、大変に感謝されました。

ただし今まで「知らぬが仏」だったことに気付き、あらためてMikanお嬢様が「メモの魔力」を使いこなす必要性を理解したそうです。

たしかに1か月前には三途の川を漂うというか、風呂の中を漂うような大事件を起こしています。焦りは禁物ですが、少しでも早く使い越せるようになるよう、少しずつ訓練していきたいと思います。

それにしても一応は専門家であるヒツジ執事から見ると、基本原理やテクニックはアカデミック分野でも周知のものなのですが、実に上手く融合させていると感心させられました。余程の努力の積み重ねなくしては生み出せないものであり、暫くは前田裕二さんから目を離せそうにありません。

それでは、また。

小学生にもメモの魔力は効果的で、奥様も真っ青