クロス

会社員にはモンブランより、クロスのアベンチュラがオススメとなる理由

こんにちは、ヒツジ執事です。

私の部署には今週末に、新人が配属されます。

おそらく私の筆記具やモレスキンのノートを見て、驚くことかと思います。

インターネットで検索すると、「普段使いするアイテムにこそ、一流のビジネスマンはこだわる。」ということでモンブランの筆記具の購入をオススメする人が存在していました。

私の職場だと、事業部ナンバー3の事業主管が、”趣味で” スターウォーカーの油性ボールペンを利用している程度です。

それよりはクロスの入門用ボールペンに位置付けられているアベンチュラの方が、老執事としては遥かにオススメです。

今回はどうしてクロスのアベンチュラをオススメするのか、その理由を紹介させて頂きたいと思います。

接客業や社長さん達はモンブラン

もともとモンブランの主力製品は、マイスターシュテュックと呼ばれる冒頭画像中央の油性ボールペンです。たしかに「ザ・筆記具」と呼ばれるだけあって、手に持った時のバランスが大変に良いです。私も気に入っています。

ホテルの従業員さん達は接客の都合上、上司のアドバイスで購入することもあるでしょう。そういう時には、大人しく年配者のアドバイスに従うのが良いかと思います。

また社長さんたちは年齢層の高いし、別に金銭的にはどちらでも大差ないし、何より配慮しなければならない相手が存在しません。

こういった方々は、モンブランのボールペンを使うのが宜しいかと思います。敢えて入門用の油性ボールペンであるアベンチュラを使う必要は、どこにも転がって無いでしょう。

会社員はアベンチュラ

では一般的な会社員である私たちはどうでしょうか。高価なボールペン本体や替え芯を使う意味は、一体どこにあるでしょうか?

私の現在の職場は工場であるためか、スタンフォード大学にマスター留学したような本部長でさえ、普通に百円ボールペンを使っています。

ただしこれは、工場内で仕事をしている場合に限ります。やっぱりお客さん先を訪問したり、他企業の方と打ち合わせする時は、さすがに百円ボールペンだと辛いです。

また同じ社内にしても、例えば同期会の時に、百円ボールペンでメモを取るのは辛いです。また最近は書き心地も大幅に改善されましたが、やっぱり百円ボールペンだと少し辛いところがあります。

では「メモの魔力」著者の前田裕二さんが使っているような、三菱ジェットストリームの多色ボールペン(冒頭画像の下側)ではどうでしょうか。低粘度のジェットストリーム替え芯の書き心地は、大変に良いです。

しかしこのボールペンは、実は大きな問題を抱えています。その太さと滑り止めゴムのために、Yシャツの胸ポケットへの収まりがイマイチなのです。おまけに私のように芯を収納し忘れるような者だと、出しっ放しのペン先からインクが漏れ出すので、Yシャツが台無しになってしまいます。

と、いうか、実際に何枚ものYシャツをダメにしてしまいました。

肌身離さず持ち歩き、いつどこでも使える「一本」の場合は、普通の油性インクのボールペンが望ましいです。特にサインの場合は、JIS規格的は問題ないとは言っても、やっぱり普通の油性インクの方が安心できます。

そうやって考えると、人目を引くような特徴もなく、落ち着いた感じのアベンチュラは「なかなか悪くない選択」かと思います。

それではモンブランのマイスターシュテュックやスターウォーカーだと、どんなものでしょうか。

さすがにこれは「やり過ぎ」かと思います。

もちろん世の中には、数千万円もするような特別限定商品も存在します。

しかし世間で普通に市販されているボールペンの中では、モンブランは最高級の部類に属します。

こういうボールペンが、もしも上司と被ってしまったらどうでしょうか。お互いにモンブランを持って仕事している職場風景….. どうも今一つのような気がします。

また上司が百円ボールペンを使っているのに、部下が最高級ボールペンのモンブランを使っている光景というのは、どうも構図的に宜しくないです。

このため私の場合、ご存知のようにモンブランの筆記具だとは分からないように、ホワイトスターを隠して利用しています。

例えばスターウォーカーの場合、透明ドームをシロップ・マニキュアで水色に塗装しています。マイスターシュテュックの場合は、黒マニキュアでホワイトスターを完全に塗り潰しています。

そんな風に気兼ねしないと使えない筆記具というのは、少し悲しいものがあります。

よっぽどの立場の幹部にでもならない限り、モンブランは必要ないでしょう。

なおモンブランとアベンチュラの中間的な位置付けのボールペンは、肩書のある人やベテランさんが使用しているのを頻繁に目にします。

例えばクロスでも主力製品に位置付けられているタウンゼントだとか、カランダッシュのエクリドールといったボールペンです。工場の職場であっても、拘りのある人は使っています。

アベンチュラはお客様に失礼な印象を与えることは無いですし、逆に高級過ぎて浮き上がってしまうこともありません。

幅広い年齢に使って貰っても、何の問題も無いでしょう。

さらに言ってしまうと、ブルー・ブラック・レッドの三色が揃っているので、男女問わずに使って頂くことも出来ます。

踊らされた私たち

ところでどうして私はモンブランの油性ボールペンを利用しているのでしょうか。

これは「相手が燃えれば、私も燃える」というか、ゲーム理論の最適解というか、ライバル企業のトップ・セールスが自慢していたからです。

また先日は霊園の墓地を購入しましたが、販売元の営業さんも契約手続き時には、モンブランのペンケースを机上に置いていました。(今にして思い消すと、返却忘れたフリして筆記具を借りてみるのも一案だったかも…)

さてそれでは私がどうしてモンブランを所有しているかというと、まだまだ「若造」と呼ばれるような歳だった時に、営業さんに近い立場で仕事をした経験がある為です。

会社の外に出向して右も左も分からなかった私は、ご利益(神頼み)を得たいという心理的プレッシャーもあって、ライバル意識からモンブランの筆記具を購入しました。

ちょうどバブルの最盛期だったのも不運でした。出向手当などもあって、モンブランの筆記具を購入する費用を工面することも可能でした。

しかし実は、今となっては後悔することもあります。

仕事に失敗して惨めな思いをしている時、「無駄に意味なく高級ボールペンを使っているなあ…」と、自己嫌悪に陥ってしまうのです。

それに最近は会社の外でいろいろな方々をお会いすることが多いですが、タウンゼントやエクリドールの油性ボールペンを使っている方にはお会いしません。アベンチュラのレベルが多いです。

私が書類作成をせねばならない時も、渡されるのはこういった廉価版モデルです。TVアニメのガンダムや弱虫ペダルでいうところの「量産型」でしょうか。

そういう意味では過去にモンブランを購入した私たちは、今にして思えば「踊らされたなあ」と感慨深いです。

もちろん、今の私は購入したことに対して、全く後悔していませんけど。

クロスはクロス

さてクロスのアベンチュラですが、入門用ボールペンだからといって侮ることは出来ません。マイスターシュテュックの代わりに購入する人も存在します。

まず標準サイズであるクラッシックよりは一回り大きいル・グラン相当ですけれども、重量は24gなのでクラッシク(23g)並みです。

手に持った感じは悪くないです。と、いうか、小学校五年生のMikanお嬢様が私のところから唯一持ち去った油性ボールペンが、このアベンチュラです。

そして何より、「クロスはクロス」です。替え芯(リフィル)は、タウンゼント等と全く同じです。つまり書き味は、間違いなく “クロス” です。

たとえ他人に貸すことがあっても、書き心地で不快な思いをさせることはありません。

ただし難をいうと、「このクロス純正芯しか使えない」というのは難点かもしれません。

三菱鉛筆のピュアモルト用SK-8替え芯も販売されていますが、残念ながらSK-8の書き心地は完璧ではありません。

あれこれ知恵を絞りましたが、妙案を思いつきません。本日時点では、下記記事のようにボールペン本体を加工する程度しか方策を思いつきません。

【まとめ】クロス互換の替え芯にSK-8やジェットストリーム(自作)を使用クロスのボールペン軸は素晴らしく、最近は純正芯も満足できる使い心地なりました。 しかし純正芯を日常使いにするには経済力が必要だし、...

まとめ(アベンチュラは良い)

さて以上のような理由によって、会社員にはモンブランの油性ボールペンよりも、入門用のクロスのアベンチュラがオススメとなります。

それに高級ボールペンって、購入する時は高価だけれども、販売する時は恐ろしく安くなってしまいます。ここら辺が自動車とは異なる部分です。

そういう意味ではアベンチュラであれば、実際に使ってみて予想外に失望するようなことが万一あっても、諦めがつきやすいです。

さて思うがままに書いてみましたが、皆さんのお役に少しでも立つ部分があれば幸いです。

それでは、また。

P.S.
Mikanお嬢様が気にって返して下さらないので、もう一本購入してしまうか悩んでいます。