文房具

【用途に応じて選択】幻の超小型モレスキン手帳からA3メモパッドまで

さて会社の備品棚もそうなっているけれども、世間的にはB5サイズで30-50ページ程度の大学ノートが最も普及している。

会社に入社して配属された時の上司は、頭脳明晰な方だったけれども、ノートの使い方にもオリジナリティがあった。支給品のB5ノートの各ページに真ん中から折り目を付け、2段組みの論文のようにメモを取っていたのだ。

だいたい会議のメモは1ページ程度で終わることが多く、部下達には “ノートそのもの” が回覧されて来ることが多かった。

しかし現在は昔と異なり、文房具の種類も豊富になって来た。また働き方改革とかスマホの普及で、仕事をする場所を選ばないケースも増えて来た。今日は自分が使用している文房具も含めて、どんなものが世の中に存在するのかを紹介してみたい。

[目次]

  1. 超小型手帳
  2. ポケットサイズ手帳
  3. 綴じ手帳
  4. バイブルサイズ手帳
  5. A5サイズ手帳
  6. B5サイズノート
  7. A4サイズノート
  8. A3サイズメモパッド

(1) 超小型手帳

さて現物が手元にないので恐縮だけれども、実は携帯用手帳で有名なモレスキン手帳には “Extra Small” という超小型版が存在する。

大きさは冒頭画像の大型付箋紙(ピンク色の紙)と大体同じで、A7版(2.5 x 4インチ)サイズだ。文具店でお目にかかる最小サイズは3.5 x 5.5インチであり、そちらはポケットサイズと呼ばれている。エクストラ・スモール版は、それよりも一回り小さい。

まるで七人の小人向けアイテムのような気もするが、かなり使い勝手は良い。というか、私も超大型付箋紙を利用しているように、このサイズで済ませられる仕事も多い。

それに小さいというメリットに加えて、使っていると “楽しい”。我が家のMikanお嬢様の場合、さらに一回り小さいメニュー表を作成なさっている。

空気清浄機で “浄” にサンズイが欠けている誤字はともかく、見事なものだと感心する。このような力作が数ページに渡って作成されているのだ。書き込むのに使っているのは、ごく普通の鉛筆である。

ちなみにヒツジ執事は当然かもしれないが、このようなサイズには0.3-0.5mmのシャープペンシルや、0.38-0.5mm程度のボールペンを使って、細く小さな字でチマチマと書き込むのが好みである。

ただし現実には後述のようなメモを取ることもあり、今のところは0.5mmのシャープペンシルか0.5mmのジェットストリーム/ゲルインクボールペンを使うことが多い。三菱パワータンクだと、0.7mm(SJP-7)となる。

(2) ポケットサイズ手帳

これはA6版サイズ程度の手帳を指す。なぜならA6版の横幅でないと、ポケットに入らないからだ。モレスキンのポケットサイズ手帳の場合は、A6よりも若干小さい3.5 x 5.5インチである。これだと完全にポケットに入る。

ミスタードーナッツことミスド手帳や、ほぼ日手帳などもA6サイズだけれども、手帳が厚い場合にはポケットに入れるのが難しくなる。見方を変えると、そのくらいギリギリのサイズだということが出来る。

なおこの程度の大きさになると、備忘録としてメモを取ったりするだけでなく、マインドマップやPiramid Principleのように、図を描いて思考するためのツールとして利用することも可能になって来る。ちなみに最近ではメモを取る方法も体系化されており、Rapid Logging (ラピッド・ロギング)という手法も存在する(らしい)。

また常に携帯することが可能なので、自分の感情をコントロールしたりするのにも利用することが出来る。

モレスキン手帳の使い方と文豪ストレイドッグス(国木田独歩ノート)文豪ストレイドッグスというマンガが存在する。小説やアニメにもなっている。ヨコハマを舞台にした異能力者(超能力者)たちの戦いを描いている。...

それから興味深いことに、私が遭遇したモレスキン手帳の使い手は研究職だとかデザイン担当だとか、アイディアを重視する職種が多かったりする。

(3) 綴じ手帳

冒頭画像の左側に置かれているのが、綴じ手帳である。携帯性を重視してA6よりも若干幅を狭くしてあり、逆に縦方向に長くなっている。多くの人は、1週間程度の予定やタスクリストを1ページに収まるように書き込むことが出来る。

それもあって営業系のビジネスマンに広く普及しており、年末の挨拶回りなどではカレンダーや綴じ手帳を作成/配布する会社も多い。(圧倒的という程ではなく、超小型手帳やA5サイズの綴じ手帳を配っている企業も案外多い。何度もお目にかかった)

なお文房具店に足を運ぶと分かるけれども、ヒツジ執事サイズの綴じ手帳はカバーと中身が別々に販売されている。いろいろと販売されている中から、好みのカバーや中身を選択することが出来る。

(4) バイブルサイズ手帳

今回は手帳やノートの大きさを紹介するためにバイブルサイズ手帳という使い方をしたが、システム手帳と呼んだ方が良いかもしれない。システム手帳はサイズや企画が何種類か存在するけれども、このバイブルサイズが最も売れていると言える。

文具店を訪問すると、先ほどの綴じ手帳と一緒に、システム手帳のバイブルサイズやA5サイズが販売されている。こちらも綴じ手帳と同じく、カバーと中身を別々に選択する方式が普及している。

ヒツジ執事にしても綴じ手帳やシステム手帳のカバーは、クロスやモンブランのボールペンと同じく、20年ほど前に購入したものである。システム手帳の方は、1枚1枚のページをリング穴(6穴)を通すようにして固定されている。したがって1ページだけ交換することが簡単に出来る。例えば営業担当者が、お得意様1社に1ページを割くとか、しばしば参考にする電話帳データだけを長期間保有するということが容易である。

システム手帳で面白いところは、”引っ越し” が容易なことである。綴じ手帳やモレスキン/ミスド/ほぼ日手帳などは、中身を入れ替えることが出来ないので書き込み制限が存在する。しかしシステム手帳はパソコンのハードディスクやSSDのように、ページを入れ替えることが何十年も使い続けることが出来る。

そうなると「最初に思っていたよりも持ち歩きたくなって来た。」というような要望に、リング径11mmの手帳から24mmの手帳に中身を移すことで、数10秒で実現出来てしまう。かくいうヒツジ執事は、11mmを2冊、16mmを1冊、24mmを1冊保有している。

そういえば過去にお会いした外資系IT企業の社長さんは、24mmのバイブルサイズのシステム手帳を持ち歩いていた。その会社主催の懇親会の際に、スピーチに立つ前に手帳を演台に置く仕草が印象的だった。40歳の働き盛りで亡くなった優秀な後輩も、バイブルサイズのシステム手帳を持ち歩いていた。

人間というのは不思議なもので、そういうものを持ち歩く人を「デキる人」と自動的に認識するようになっているらしい。これは私が見かけたユーザが優秀な方々ばかりだったことが原因かもしれないが、時にはその “認識” を対人交渉で有効活用することも出来る。

もしかすると営業系の幹部や管理職に利用者を多く見かけるのも、そういった点が相当影響しているのかもしれない。

(5) A5サイズ手帳

このサイズは面白いことに、3つのタイプの手帳が普及している。

a. システム手帳
b. 綴じ手帳
c. 大学ノート (カバー付き)

いずれにしても立ちながらメモを取ることができるのは、バイブルサイズ手帳までとなる。さすがにA5版は座って机上に書き込むのが一般的である。だから飛び回ることが多く、立ちながら打ち合わせをするようなタイプの者には向いていない。

逆にこれだけの大きさがあると、1ページあたりのデータ量は相当なものになる。大学ノートのように見開きで使える場合、マインドマップのような図を描くには十分だろう。

かつて将来の事業部長を嘱望されたほど優秀だった部長さんや設計部署上がりのマメな課長さんは、このA5版システム手帳を利用していた。我が家の奥様は綴じ手帳である。

少し興味深い経験としては、入社間もない新人がA5版サイズの固定ワイヤー式ノートを利用していたことである。これは某増画像のマルマンBostonノートのように二つ折りすることが出来るので、机上で場所を取らない。しかし見開きでアイディアを図として書くようなことは出来ないし、Bostonノートのように固くないので膝上でメモすることも難しい。

異動でお別れとなったが、今はどこでどんなノートを利用してるのか気になるところである。

そうそう、そういえばA5版システム手帳はA4資料やA3資料を折り畳み、穴を開けて手帳に収納することが出来る。先輩の本部長もA5版だったし、このサイズは管理職にとってベストバランスなのかもしれない。

(6) B5サイズノート

かつては誰もが使っていたノートである。一時期よりは利用者が減ったが、今でも職場で事務用品として支給されている。私の同期の設計部長は、B5サイズの大学ノートに下記カバーを付けて利用している。

実はMikanお嬢様とヒツジ執事は、これと同じノートカバーを色違いで保有している。そういえば二人とも、A5版とB5版の2つを保有している。価格も手頃だし、資料を収納するポケットがあるのも嬉しい。しおりに利用できる紐も付いている。

そういえば転職してSEになった上司は、この大学ノートをそのまま利用していた。いつも何やら熱心に書き込んでいたけれども、筆圧の高い “熱血教師風な書き込み” で、書き込んだ内容をどのように利用しているのか見当付かなかった。

(関係ないけれども、TVドラマのドクターXの大門未知子さんも、B5版大学ノートに筆圧強く書き殴っていましたな。たしかに大量に消費する場合、これが一番かもしれない)

なおヒツジ執事はBostonノートという折り畳み可能なノートも保有しているけれども、現在は仕事では使用していない。廃番品で500はするノートなので「勿体ない」と言われるかもしれないが、家族旅行の記録を保管するのに利用している。

そして大学ノートにカバーする方のノートは、先の設計部長と “お揃い” になってしまうということもあるし、現在はA4版Bostonノートとモレスキン手帳ポケットサイズ(&バイブルサイズ手帳)を併用する形態で落ち着いている。

ちなみにB5サイズから、見出しが “手帳” から “ノート” に変えている。これは例外を除き、B5サイズでスケジュールやタスク管理している人が皆無に近いという理由による。

(7) A4サイズノート

これは正直珍しい存在であり、社内で持ち歩くと大変に目立つ。

職場では女性の部長さんで利用者がいるけれども、両手で抱えて歩いている。単なるメモだけでなく、ホワイトボードの代わりに使うことが多いらしい。

冒頭画像で最も大きいBostonノートは、このA4版サイズである。元ボストンコンサルティングの社長さんにも類似品を利用なさっている方がいた。アイディアを膨らませるには、最も適したサイズであると言えそうだ。

ヒツジ執事の場合、最近では有名ブロガーさんの投稿記事の構造を分析するのに、このA4版Bostonノートを利用することが多かった。

そういえば映画シンゴジラに登場した大学教授は、B5版かA4版ノートを何枚も貼り合わせて、書き込みを続けていた。「妥協のないサイズ」と言えるかもしれない。

(8) A3サイズメモパッド

最後はA3ルーズリーフを張り合わせた紙で作成したA3サイズメモパッドである。

紙の大きさは穴部分を切り取っているので、厳密にはA3そのものではない。また利用しているのは、B4版クリップボードである。

ヒツジ執事はMikanお嬢様や某有名ブロガーのようにホワイトボードは使わず、このような紙に書き込む流儀である。

ちなみにこれだけ大きな紙に、超小型(Extra Small)手帳のように小さな字を書き込むことはない。また描いた後に消したくなる可能性も想定し、0.7mmのシャープペンシルを利用している。

この画像で見ると一番上と下の2本は、先の超小型モレスキン(Extra Small)手帳の時に紹介した0.3mmシャープペンシルである。真ん中の二本が0.7mmのシャープペンシルである。上から2本目が、ファーバーカステル(エボニー軸)のシャープペンシル(メカニカルペンシル)である。

A4版のBostonノートでも同様なのだけれども、ヒツジ執事としてはこのメモパッドに書き込む場合には、ファーバーカステル(エボニー軸)を使うことが殆どである。思いペンであるため、 “コツコツ” という書き味が、たまらないのである。

自分に自信のある人には分からないかもしれないけれども、こういった細かい使い心地は、使い手のメンタルにも影響する。

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メンタルはさしおいても、これだけの画面だとシャープペンシルの場合、0.7mmの方が見やすいかと思う。私はデザイン的に、LAMYも悪くないと思っている。

0.3mmのシャープペンシルを使っていて感じたのだけれども、どうも角張っていると指先とぶつかって気になる。見た目も「仕事専用!」という感じで遊び心が今一つのような気がする。

それはそれでシチュエーションによっては相応しいかもしれないけれども、会社の命運を左右するようなプランを練ったり、ブログを読んで下さる方々に楽しい記事を書くためには、ファーバーカステルやLAMYの方が似合っているような気がする。

このような拘りに苦笑なさる方もいるかもしれないが、そういう “小心者” なので仕方がない。ともかくそれで少しでもアウトプットが増大するならば、開き直ってしまおうと考えている。

おおよそ以上である。

もう新シーズンの4月も近づいて来ており、仕事道具を見直す時期である。この記事が少しでもお役に立つ部分があれば、大変に幸いである。

では。