文房具

アウロラのオプティマ油性ボールペン (ソリッドシルバー)は手に馴染む

もうこれ以上ボールペンが増えることはないだろうと思っていたけれども、今回さらにニューフェイスが登場しました。

「アウロラ(AURORA)ジュエリーコレクション オプティマ ソリッドシルバー」と名付けられた油性ボールペンです。

残念ながら、文具ライターの小日向京さんが高く評価する「ブラックパール」ではありません。それでも使っていると、さすがはアウロラのオプティマだと感動してしまいます。

今回はこのニューフェイスを紹介したいと思います。

お手頃価格で購入可能

正直に告白すると、やっぱり本当に欲しいのは「ブラックパール」です。小日向さんがオススメの色です。

小日向京のひねもす文房具|第四十七回「万年筆シリーズのボールペン軸」

「神メンタル」をお持ちのMikanお嬢様と違い、ヒツジ執事は「もやしメンタル」です。

だから強引に「やる気」を引き出す必要がある時は、モンブランのスターウォーカー・プラチナを取り出します。そして「オレはジョジョの奇妙な冒険に登場する空条丈太郎だ! やる時はやるぜ!」と自分に言い聞かせるのです。

アウロラのブラックパールは、文豪ストレイドッグスの太宰治さんのように「余裕ある気持ちで物事に取り組む」ために欲しいと思っていたのでした。

今回ソリッドシルバーを購入したのは、正直言って「お手頃価格」だったからです。Mikanお嬢様からは、「このボールペンはエドガー・アラン・ポーさんね!」と言われています。しかし心密かに、「これは太宰治さんだ」と思い込もうとしています。

ちなみに定価で言うと、ソリッドシルバーの方がブラックパールよりもワンランク良いお値段(2019.2.28時点の定価で59,400円)だったりします。それが何で「お手頃価格」なのかというと、実は理由があります。

少し見にくいかもしれませんが、「TOKYO BAYCOURT CLUB」という刻印が押されています。

実はこのボールペン、リゾートトラスト社が東京ベイコート倶楽部というホテルを開業した時に、記念配布したものなのです。だから同じ刻印が押されたソリッドシルバーのボールペンが山ほど出回っており、お手頃価格で中古品が流通しているのです。すごいですね。

ちなみに材質はシルバー、つまり銀製なので若干重たいです。グリーンやブラックパールが24gなのに、こちらは31gもあります。発色が鮮やかなアウロロイド樹脂のボールペンよりも、少しだけ安定感が増しています。

サイズ(全長132mm)や軸の太さ(13mm)は全く同じです。つまりモンブランのマイスター・シュテュックと良く似たサイズです。手に持ってみると、実にしっくりと馴染みます。

値段が値段なので当然と言えるかもしれませんけど、これほど使い勝手の良いボールペンも珍しいです。銀クロスで磨いたら艶やかに輝くようになったし、見た目もバッチリです。

来年は横浜ベイコート倶楽部が開業するそうですし、また何か配布されるかもしれませんね。

(さすがにモンブランを当たり前のように持っている人たちが倶楽部会員になるのだから、今度はダンヒルのボールペンあたりでしょうか?)

オシャレな元箱

さてこのソリッドシルバー、オシャレなのはボールペン本体だけではありません。元箱も大変に良いです。

ヒツジ執事が先日Amazonから格安購入できたグリーンには大きく「Aurora」の赤いロゴマークが目立ちますけど、こちらの元箱(右側)は控えめです。サイズも一回り小さいです。

モンブランやファーバーカステルに比べると、どちらも大差ないと言われてしまうかもしれません。しかし何となく捨てるのは勿体ないです。

少しでも場所を取らない、コンパクトなソリッドシルバー元箱の方が気に入っています。

(なんとなく上等そうにも見えます。ブラックパールは定価43,200円(2019.2.28現在)ですし、単にグリーンが掘り出し物で元箱が旧式だったというだけではないのかもしれませんね)

パーカー互換の替え芯

アウロラのオプティマはパーカー互換(G2)です。したがってファーバーカステルの替え芯や、デフィ向けエス・テー・デュポンのイージーフローも使えます。

と、いいますか、ヒツジ執事のところに届いた時には、エス・テー・デュポンのイージーフローが装着されていました。前の持ち主さんは、かなりボールペンに詳しかったのか、もしくは万年筆に慣れた方だったようです。(普通は三菱鉛筆のジェットストリームですね)

それにしてもホント、パーカー互換(G2互換)のジェットストリーム芯が登場してくれたのは、大変にありがたいことです。4C芯やプラスチック芯よりもタンク式の替え芯の方が、インクフローが安定している印象を受けます。

それにご覧のように、エス・テー・デュポンのイージーフローだと、ある程度は書き込まないとインク・フローが安定しません。画像はモレスキン手帳ですけれども、少し裏写りしているようです。

やっぱりヒツジ執事にとっての最高の軸と替え芯は「モンブランのマイスターシュテュック&純正芯」ですけれども、アウロラのオプティマも捨てがたいです。豊富なパーカー互換芯を使えるというのは、大変に嬉しいことです。

(保証外ですけれども、カランダッシュのゴリアット芯も装着できます。もちろんアウロラの純正芯も悪くないです)

オプティマの使い心地

そもそも女性の小日向さんがオススメするように、オプティマの軸径13mmというのは万人受けするサイズです。なだらかなカーブを描いたボディ(本体軸)は、紙面の見やすさを妨げることがありません。

カランダッシュのように、加工精度に今一つな点はあります。しかしこれは爪用のマニキュアやセロテープを使うことで改善できます。

最初は金属が触れ合う音が気になりましたけど、今ではそのようなことはありません。

(こうやって触っていると、モンブランやファーバーカステルのようなドイツ気質の筆記具は、本当に加工精度が高いのだと驚かされます。もちろん日本製も)

特にアウロラのオプティマは、画像のように金属部分が触れ合います。そのためにどうしても音が出やすいようです。(ただしその分、製品寿命は長くなる)

ソリッドシルバーとイージーフローという組み合わせで使っていると、本当に万年筆を使っていた頃を思い出します。シルバーの31gといった適度な重さと低粘度インクが、筆圧皆無近い状態での筆記を可能にしてくれます。

外観、書き味、いずれも極上。」とは、本当に良く言ったものだと感心させられます。さすがにアカデミックな場で使うと目立ちそうですが、何となくクロスの光沢と似ています。

公の場で大切なのは自分がどう感じるかというよりも「他人が受ける印象」ですけれども、これならば何とかなりそうな気もして来ます。

まとめ(レギュラー入り)

ソリッドシルバーが到着してから毎日使用していますが、その実用性には本当に驚かされます。

訳あってグリーンは滅多なことでは使えないのですが、ここまで使い勝手が良いと、ブラックパールも欲しくなって来ます。

それとこれがソリッドシルバーもしくはスターリングシルバーの実力(熱伝導度の違い?)でしょうか。クロスのATXのような金属軸とは、持った時の温かみが違います。

金属軸を使っているという感覚はないです。というか、筆記具を手に持っているという感覚がありません。

実はソリッドシルバー到着までは、標準版スターウォーカーをコートのポケットに入れて持ち歩くことが多かったです。しかしこれで、完全に選手交代となってしまうかもしれません。

使い込んで行くに連れ、いろいろな発見も多いです。このボールペンは、また折を見てレポートしたいと思います。

それでは今日は、この辺で。

それでは。

実に書きやすいオススメの1本!