文房具

【エッセイ】利用者は切実な「赤と青が同程度に削られていく赤青鉛筆」の不思議

文具ライターの小日向京さんが、2017.01.25の小日向日記で赤青鉛筆に関するエッセイを公開なさっています。

常日頃、万年筆と同じくらいに欠かさず持ち歩かれているそうです。懐かしい昭和の筆記具という印象だそうで、確かにその通りかと思います。

奇しくも冒頭画像のように、ヒツジ執事のところにも六角形の「三菱鉛筆 朱藍鉛筆」が転がっています。

ところで彼女のエッセイを読まれた方に、今でも赤青鉛筆が存在するということを、不思議に思われた方はいませんでしょうか。

インターネットやパソコンはおろか、スマホが普及している時代です。ヒツジ執事も黒、青、赤、緑を使っていますが、それは先の記事のようにボールペンとなっています。

たしかに彼女の指摘なさっているように、赤と青のが発色が良いです。片手でくるりと回して使い分けることが出来ます。芯も柔らかいです。そして安価です。

さすがは小日向さんだと尊敬します。

そうです。覚えている方も多いかと思いますが、赤青鉛筆は小学校で採点に使います。それで小学校四年生のいる我が家にも、赤青鉛筆が存在しているのです。

なぜ鉛筆なのか

先の通り、ヒツジ執事はボールペンです。しかし学校の方針として「鉛筆」という原則があるのだそうです。

Mikanお嬢様の回答をチェックする時は、赤青鉛筆でないと許して貰えません。だから我が家にも、常備されているのです。

赤と青の発色

赤青鉛筆で書かれた資料を最も多く見るのは、小学生です。彼らや彼女らには、はっきりと分かることが必要です。

そう考えると、普通の色鉛筆の赤青よりも、発色が良い方が望ましいです。このように発色を良くすることを考えた製作者と、それに敏感に気付いている小日向さんには、さすがプロたちだと感動します。

くるりと持ち変える

採点をする時、最初は赤を使います。そして間違ってる箇所を直して貰い、その結果が正解になっていれば、青色で丸を付けます。

だから、「くるりと持ち変える」ことの出来る赤青鉛筆は、大変に便利です。

そして小学生たちは、後で復習する時は青の部分に注目します。偶然正解の時もあるでしょうけど、青い部分が自分の間違った箇所であることは明白です。

青色部分に注目することによって、効率的に勉強できるのです。

芯が柔らかい

はい。小学生が自ら、赤青鉛筆で自己採点したり、席が隣の子とノートを交換して採点しあうこともあります。

我が家のMikanお嬢様が使用している鉛筆は、2Bです。筆圧の弱い小学生には、芯が柔らかいというのは大切なことです。

本当に小日向さんは、細かい点に良く気が付いているのだなあと尊敬します。

安価である

はい、我が家でも何本もの赤青鉛筆が消費されました。最後まで使い切ったものが殆どですが、なかには行方不明になってしまったものもあります。

小学校一年生が持ち歩くと、どうしても消費は激しくなるし、稀に紛失も起こります。そういう必需品の赤青鉛筆を安価に提供して下さる三菱鉛筆さんには、大変に感謝しています。

半分半分になった軸

小日向さんは「半分半分になった軸が愛らしい」とコメントなさっています。

冒頭画像をご覧いただくとお分かりのように、ヒツジ執事が引っ張り出して来た赤青鉛筆も、だいたい半分半分です。

採点作業に使っているのに、どうして半分半分になるのでしょうか?

実はこれが、ヒツジ執事にとっての赤青鉛筆の最大の謎だったりします。

あたたかみ

はい、たしかに赤青鉛筆には温かみがあるかと思います。

冒頭画像ではシルバニアファミリーのお母さんには、「採点時の覚悟の赤青鉛筆」というスタンスで構えて頂きました。

しかし子供立ちが頑張った結果に丸を付けるのは気持ち良いですが、バツを付けるのは憂鬱なものです。

そういう時に赤青鉛筆の持つ温かみは、大変な助けとなってくれます。(少なくとも、ヒツジ執事の場合には)

まとめ

どこがエッセイなんだという内容になってしまいましたが、たしかに赤青鉛筆とは面白い存在です。考案なさった方には、本当に脱帽しています。

ところでヒツジ執事は筆記具を「複数本を同時持ち」という技を駆使できます。しかしこれは大人だから可能な技です。まだ鉛筆を正しく持つことさえ難しい小学生には、無理があるでしょう。くるりと持ち変えることの出来る赤青鉛筆は、大変に助かる存在なのです。

少子高齢化で、子供は昔の半分以下に減っているかと思います。したがって、赤青鉛筆の消費量も、昔の半分以下に減っているかもしれません。(もちろん、小日向さんのように文章の推敲だとか、小学生以外の用途も多いかと思います)

いろいろ大変だとは思いますが、ぜひ今後も赤青鉛筆の製造が続いてくれると嬉しいです。

ぜひ皆さんも、もう一度お試しになってみてはいかがでしょうか。

赤青鉛筆、万歳!