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【苦労話】さくらインターネットでWordPressを立ち上げた件(WordPress構築編)

さて前回は、”さくらのブログ”への移住によって平和を勝ち取ったと思ったのも束の間、ラスボスの “https” が登場したというところで終わった。今回は “さくらインターネット” では報告例を見かけたことのない、WordPressの本格的な立ち上げを紹介したい。

なお下記の(1)-(4)は、さくらインターネットに固有の問題である。さくらインターネットユーザでもないのに本記事を読んで下さる方は、(5)から読み始めて頂くのが良いかと思っている。

(1)”さくらのブログ” カスタマイズの真実
(2)ともかく私も “https化” 対応
(3)もう一つドメインを取得して新ブログ
(4)WordPressにアクセスできなくなる
(5)そしてリダイレクト(SEO)問題
(6)最後にGoogle Searchから警告到来

(1)”さくらのブログ” カスタマイズの真実

まず認めなければならないことがある。”さくらのブログ” への移住だけれども、理由はsitemap.xmlというGoogle検索の話だった。単純にブログを開設して記事投稿するだけで、問題は解決するハズ… だった。しかし、どういう訳か、今回はアクセスが伸びなかった。何より自己顕示欲の塊のような私には、我慢できることではなかった。

そこで苦労してブログを少しだけカスタマイズしてみた訳であるけれども、数日様子を見ただけで、どうも原因はブログのデザインではないことが分かって来た。

正直に認めよう。私の記事が “面白くない” のである。

そこで素直に他人のブログを参考にすることにした。特に役立ったのは、ヒトデさんという人の「今日はヒトデ祭りだ!」である。ブログが普及する前からWebサイトを立ち上げていた者からすると、記事内容もさることながら、整然と整理されていて必要情報を見つけやすい。それで彼のブログを参考に大規模なカスタマイズを実施し、さらに各種記事を読ませて頂いた。そして彼が “https化” 対応するために数か月前、はてなブログから独自ドメインに移行したことを知った。移行してから、WordPressを使うようになったとのことだ。

(2)ともかく私も “https化” 対応

幸い”さくらインターネット”ではWordPressを提供しており、”https化”にも対応している。そこでさっそく独自ドメインを取得し、https対応をした。https対応作業はサーバーコントロールパネルのドメイン/SSL設定から簡単に実施できる。さすが “さくらインターネット” だと感心した。

このサイト自体が、その結果だ。しかし “さくらインターネット”の推奨方法に従ってブログサイトを立ち上げると、https://nekoboko.com/wpのように、サブディレクトリが必要となってしまう。これはWebブラウザからアクセスしようとすると、いちいち最後のwpまで入力しなければならない。ただしアチコチのサイトでWordPressの常とう手段として紹介されているように、ルートにindex.phpを置き換える等の作業によって、あたかもルートに存在するように見せかけることができる。

これ自体は数分でやれる簡単な作業だけれども、何やらサイト全体に影響が出そうな気もする。この方面は初心者なので、ブログサイトを一旦削除し、最初から作り直すことにした。

(3)もう一つドメインを取得して新ブログ

さてこれで一件落着してくれれば良かったけれども、技術的に “見せかける” 方法が妥当だと説明してくれるサイトが存在しない。”さくらインターネット”のQ&Aでも、このような方法は推奨していない。(図書館にもWordPress本の借用申請を出したけれども、人気で当面は読めそうにない)

そうこうしているうちに、最初からルートにWordPressをインストールする方法を、”さくらインターネット” がQ&Aで公開していることを知った。あちらさんとしてはサブディレクトリ設置が ”強い推奨” だけれども、敢えて希望する者には対応してくれるというスタンスらしい。その理由は何となく分かるような気がするけれども、この記事とは関係ないので黙っておくことにする。

ともかく、toeic-engineer.comというドメインを取得した。そしてここからが、”さくらのブログ” のカスタイマイズの時に続く、苦労の始まりだった。

(4)WordPressにアクセスできなくなる

普通にサブディレクトリにインストールした場合、”さくらインターネット”のhttps対応は、他サービスプロバイダのWordPressと同じように、「設定」→「一般」でhttpとあるのをhttpsと書き換えて、サーバーコントールパネルのファイルマネージャーで、「.htaccessファイル」にhttpsリダイレクトを追記するだけで済む。ところがルートにインストールした場合、WordPressの設定を書き換えると、WordPressにアクセス出来なくなってしまう。

正直、これには頭を抱え込んだ。ユーザから見るとhttpsサイトとして存在するから良いのだけれども、こちらがWordPressを操作する際はhttpsでなくてhttpで通信することになる。あまり望ましい話ではない。

 

そこで頼りになるのは、さくらのQ&Aサイトである。サーバーコントロールパネルのメニューに紹介されているWordPressをインストールすると、実は”さくらインターネット”版がインストールされる。それには “さくら専用” のSSL対応プラグインが最初から入っている。これを有効にするだけで、「.htaccessファイル」の書き換えまで含めて全て完了することが分かった。

最初は一瞬、「さすがだ!」と思った。しかし「設定」→「一般」を見て、今後は首を捻った。普通のWordPress設定のように、https化したURLになっていないのである。

この問題を解決するために、さらに第三のbike-neko.comドメインを取得し、三日ほど試行錯誤を繰り返した。そして何とか、原因を突き止めることができた。

上の画面を見ると分かるのだけれども、ルートにWordPressをインストールする場合、実は “さくらインターネット” を契約した時の、初期ドメインにインストールされるのだ。それがリダイレクトにより、あたかもbike-neko.comのルートにインストールされたかのように見える仕掛けなのだ。いや、実際に上記のようにhttps://bike-neko.comと書き換えて見たら、https通信を使いながら引き続きWordPressにログインすることが出来た。(残念ながら、何かの事情で初期ドメイン側からはhttps接続できないらしい)

つまりhttp/https部分しか見ていなかったけれども、URL全てを書き換える必要があった訳である。少年陰陽師という小説で、安部清明は「人は、自分の見たいものしか見えない」と言った。まさにその実例かもしれない。

なお二つ前の画像を見て頂けると分かるように、現在の私はプラグインを使っていない。一般的なWordPressの設定方法と同じく、WordPressの設定をhttps://bike-neko.comと記述してhttps通信を可能にし、ファイルマネージャで「.htaccessファイル」を自ら書き換えている。

(5)そしてリダイレクト(SEO)問題

さてWordPressに関してはヒトデさんのブログを参考にさせて頂いた訳であるが、”アクセスできない問題” で悩んでいた際、ひとつ改善すべき点が存在することに気がついた。“wwwあり/なし問題 である。

彼のコメント通りに「.htaccessファイル」を書き換えると、たしかにhttpアクセスはhttpsアクセスにリダイレクトされる。”さくらインターネット”のプラグインでも同じである。つまりGoogleから見ると、http://bike-neko.comで来た人はhttps://bike-neko.comにアクセスしたとなり、http://www.bike-neko.comで来た人は、https://www.bike-neko.comにアクセスしたことになる。したがって別サイトにアクセスしたと認識されてしまうのである。これにより、Google検索エンジンから見ると評価が下がってしまうのだ。

ヒトデさんはSEO対策にはあまり興味ないと発言しているし、彼のサイトのドメインパワーならば大した影響はないだろう。しかしこれから新たに立ち上がろうとしている私のようなサイトだと、かなり影響はありそうだ。

で、これをwwwあり/wwwなしのどちらかにリダイレクトする設定を「.htaccessファイル」に書き込む訳だけれども、ここで不思議な現象が生じる。このサイトのようにnekoboko/wp/とサブドメインをリダイレクトする方式ならば、”wwwあり”でも無事にWordPressにログインできる。

しかしtoeic-engineer.comのようにルートにインストールする場合、”wwwあり”だとリダイレクトによってログインできなくなってしまうのだ。(だからといってWordPressの「設定」に”www”を付けると、これまたリダイレクトせずともアクセス不能になるので、ご用心)

私はどちらかというと “wwwあり” が好みなのだけれども、いろいろと考えた末、bike-neko.comとtoeic-engineer.comは、”wwwなし” で行くことにした。そのためにGoogle Search、Analytics、Adsenseの設定は見直しが必要になるし、念のためにAmazonアソシエイトへも”wwwなし”で再申請した。ヤレヤレ、である。

ちなみに「.htaccessファイル」に書き込んだ内容は、下記の通り。”wwwなし”版は”wwwあり”版のように記述することも可能だと思うけれども、今はそれよりもやることがあるので、当面はこのままで行くつもりである。

(wwwあり)

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule .* https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]
RewriteCond %{HTTP_HOST} !^www\. [NC]
RewriteRule .* https://www.%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]

(wwwなし)

RewriteEngine On
RewriteBase /

RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*$) https://bike-neko.com/$1 [R=301,L]

RewriteCond %{HTTPS} on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www.bike-neko.com$
RewriteRule ^(.*)$ https://bike-neko.com/$1 [R=301,L]

そういえばSEOといえば、最初は導入したAll In One SEOプラグインはJINの非推奨とのことなので、導入してから数日後に削除してしまった。私はGoogle Analyticsを導入していたので、削除にあたってはGoogle Analyticsのトラッキングコードをheadに埋め込む必要があった。

そこでまずはGoogle Analyticsへ行き、「管理」→「プロパティ」にある「トラッキング情報」から、「トラッキングコード」を選択&コピーした。

そしてこれをWordPressのダッシュボード(画面左側のバー)に表示されている「<>HTMLタグ設定」を選択し、画面上部の説明に従い、ヘッダ部分にトラッキングコードをペーストした。今のところ、無事に解析できているようだ。

 

(6)最後にGoogle Searchから警告到来

以上で全てが終わりだと思っていたら、昨日になって突然Google Searchから警告がやって来た。私はWordPressではGoogle XML Sitempasプラグインを利用しているのだけれども、これのデフォルト設定が「sitemap.htmlファイルも送信する」となっているのだ。

とりあえず画像のように「HTML形式でのサイトマップを含める」のチェックぼっくを外してGoogle Searchでsitemap.xmlファイルの送信をやっておいたけれども、果たして上手く行くかどうか。今は結果待ちの状況である。

… という訳で、一連の移行作業はようやく昨日終わった… と信じている。気分は名作「フランダースの犬」のネロ少年と同じで、「パトラッシュ… 疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ」という心境である。いやはや、疲れました。