オシャレな筆記具

[どれがオススメ?] クロスのクラシックセンチュリーのボールペン

クロスといえば、クラシックセンチュリーが有名です。

販売開始してから70年(ペンシル)が経ちましたが、鉛筆のように細身でオシャレなデザインは大人気です。

プレゼントにもピッタリで、父も義父もクロームを記念品に持っていました。(私はプレゼントされたことないです!)

そこで今回はクラシックセンチュリーの特徴と、オススメのボディ(本体軸)を紹介したいと思います。

ちなみに私、クラシックセンチュリーのボールペンだけでも10本くらい持っています。

「これ一本!」というイメージのモンブランとは、好対称だと言えるかもしれません。

クラシックセンチュリーとは

クラシックセンチュリーとは、1900年代(20世紀)後半のクロスを代表するボールペンです。と、いうか、クラシックセンチュリーしか存在しませんでした。

実はタウンゼントにしても、商品化されたのは1990年代に入ってからです。

鉛筆のように細いので、実用的ではないかもしれないと心配する人もいます。しかし実際に使ってみると分かりますが、それは杞憂です。

そもそも鉛筆と同じくらいの太さがあるのです。大抵の人は、快適に使えます。

快適に使えない人もいますが、それは鉛筆で書く訓練をしていなかったり、特殊事情で細い筆記具に向いていない人です。実は筆記具というのは、書く時の角度や動かし方が独特なのです。

そして鉛筆には鉛筆の、万年筆には万年筆の、そしてボールペンにはボールペンの使い方があります。さらに鉛筆だけに絞っても、HB/B/2Bで使い方が微妙に異なります。

また書き込む紙に応じて、最適な書き方も変わってきます。だからマイスターシュテュックが筆記具の王様と呼ばれる一方で、鉛筆のようにスリムなクラシックセンチュリーも人気が続いているのです。

ちなみに鉛筆とは、実に奥深い存在です。米国のTVドラマや映画を見ると分かりますが、貴族やビジネスマンでさえ鉛筆を使っています。

ニューヨークには鉛筆専門店が存在します。そしてファーバーカステルでは、数万円の “パーフェクトペンシル” も販売しています。

こういう製品を愛用している人が存在するのですから、世の中は広いです。そういえばクロスは庶民の味方というか、”機構上の永久保証” があります。回転機構などが壊れたら、いつでも無償交換して貰えます。

コニカルトップ

さて歴史のおさらいは終わりにして、現在のクラシックセンチュリーに話を戻しましょう。現在では、いろいろな種類のクラシックセンチュリーが商品化されています。

クロスは金属的で角ばった本体デザインと丸いクリップが象徴的です。そしてキャップ後端部分には、コニカルトップと呼ばれるパーツが付属しています。

これは製品のランクに応じて形状が決まっています。クロスの歴史紹介ページによると、1953年の販売当初から変更されていないそうです。

クロス170年の歴史

ちなみに画像上側の大型コニカルトップが、クラシックセンチュリーの “クローム” です。下型の小型コニカルトップが “スターリングシルバー” です。この小型コニカルトップは、”14金張” でも使用されているとのことです。

またこの上記の歴史ページによると、クロスは最も贈り物(プレゼント)として使われた筆記具とのことです。ちなみに下記画像の “メダリスト” には、Kyorin という文字と会社ロゴが刻印されています。キョーリン製薬さんの記念品です。

金属メッキに文字を彫ると、こんな感じになるのですね。贈り物という華やかな雰囲気にはピッタリです。私は筆記具をプレゼントされたことはありませんが、さぞ嬉しいだろうと推察します。

どうして何本も所有するのか

ところで私が何本ものクラシックセンチュリーを保有しているのに、驚かれた方も多いかもしれません。実はこれには、ちょっとした事情があります。

私は英語教師もやっているので赤や緑のインクのペンも使うのですが、多色ボールペンが苦手なのです。特に取っ手部分にゴムの付属しているタイプは、胸ポケットへの出し入れで苦労します。

そうするとYシャツの胸ポケットと、ジャケット(コート)の胸ポケットに3本(黒・赤・緑)を用意すると、それだけで6本の筆記具が欲しくなります。これを普通のボールペンで実現しようとしたら、かさばって困ることになります。

それにクラシックセンチュリーは金属製ではあるけれども、そこそこ軽いです。15gなので、3本でも45gです。この点もレビューしていて、高ポイントの理由となります。

そしてさらに話は、インクへと続きます。

私は三菱鉛筆ジェットストリーム(低粘度インク)を多用しますが、これは紙によって0.38mm/0.5mmと使い分けたくなって来るのです。

こうなって来ると末期症状です。ポケットや筆箱のあちこちから、クラシックセンチュリーが何本も見えるようになってしまいます。

おまけに念のために “予備” も揃えようとすると、もう大変な事態となります。

クラシックセンチュリーだけで40本を保有している愛好家がいると聞いていますが、別に愛好家でなくてもボールペンだらけになってしまうのです。(^^;)

ちなみに三菱ジェットストリームを使う場合には、ペン先の穴を拡張する改造作業が必要となります。

【まとめ】クロス互換の替え芯にSK-8やジェットストリーム(自作)を使用クロスのボールペン軸は素晴らしく、最近は純正芯も満足できる使い心地なりました。 しかし純正芯を日常使いにするには経済力が必要だし、...

(昨日は面倒なので、ペン先を外さないで外側から棒ヤスリで拡張作業しました。ヤレヤレ)

おススメのモデル

さて話は本題に入り、私がオススメするクラシックセンチュリーのランキングです。

第1位:ブラックラッカー

見た目は今一つですけど、実用性がダントツです。

乾燥した冬場の電車ホームなどでは、ボールペンが滑って困ることがあります。最もスタンダードなクロームなどは、”滑って困るボールペン” の典型例です。(マット仕様も滑ります)

ラッカー仕様のモデルならば、そのような悩みから解放されます。私が持っているタウンゼント、アポジー、センチメントは全てブラックラッカーです。

別にラッカー仕様でなくても、上記画像のような塗装モデルであれば安心です。(長年の仕様で、手に当たる部分は色あせてしまっています。(^^;))

なおブラックラッカーの弱点は、手荒に扱えないことです。クロスの技術力は高いですが、金属への塗装は大変です。

モンブランのレジン樹脂のように割れたり傷つくことは無いですけど、”塗装ハゲ” のリスクは覚悟しておく必要があります。

第2位:スターリングシルバー

見た目と使い勝手のバランスが良い逸品です。純度92.5%の銀製です。メッキや塗装ではなく、本体が銀製です。

【ジェットストリーム化】クラシックセンチュリー最高のスターリングシルバークロスに限らず、スターリングシルバーは筆記具に適しています。 スターリングシルバーとは、純度92.5%の銀製品のことです。筆記具に...

先ほどの画像で使用した小さなコニカルトップのクラシックセンチュリーも、このスターリングシルバーです。他のボールペンでも同じですけど、スターリングシルバー素材は滑りにくいです。使いやすいことで評判です。

同じく小さなコニカルトップの14金張も所有していますが、持ちやすさではスターリングシルバーが上回ります。色調も良いです。

14金張はクロスが説明するように熱と圧力処理で塗装ハゲの心配は不要ですけど、ピンクがかった色合いは今一つ趣味ではありません。これはスターリングシルバーを褒めるべきでしょう。

長年使用されたスターリングシルバーは、本体よりもペン先キャップのメッキが損傷していたりします。さすが純度92.5%です。

ただしスターリングシルバーも無敵ではありません。純銀ではなくてスターリングシルバーなので、強い力が加わると変形することがあります。

それから銀食器と同じく、長く使わない状態だと黒ずんで来ます。銀磨きで拭くとキレイに戻りますけど、少し面倒と言えるかもしれません。

あと私は金属アレルギーで、過去にメガネのモダンで苦労したことがあります。このスターリングシルバーは全く問題ないですけど、いつかアレルギー症状の原因となる可能性がゼロではありません)

(それでも私は、スターリングシルバーを使い続けています。そのくらい気に入っています)

第3位:メダリスト

いかにもクロスらしく、華やかなボールペンです。先にキョーリン製薬の記念品として紹介したように、贈り物にはピッタリです。

このモデルは、お値段もお手頃で嬉しいです。なにせ本体はクロームと同じく、”ブラス(真鍮)にクロームメッキ” です。

先の通りの金属アレルギー問題などで長時間利用するつもりはありませんけど、緑インクで使ったりするにはピッタリのモデルです。

第4位:14金張

スターリングシルバーを紹介する際、今一つと言い切ってしまったモデルです。(^^;)

たしかにピンクがかっており、金という「豪華」といったイメージがありません。むしろ12金張の方が良いかもしれません。

ただしクロスの紹介ページにトップ掲載されているのは、ご覧頂くとお分かりのようにスターリングシルバーと14金張です。クロスが誇るモデルという証なのかもしれません。

そしてクロスは商売上手というか、コニカルトップの形状で “格” が識別できます。負けず嫌いな者ならば、誰でも14金張を選びそうな気がします。

ご覧の通り、ネームを入れることも可能です。真鍮が露出したり、ネーム部分から剥げるような心配も皆無です。

私が所有している14金張は、スターリングシルバーと同じくペン先のメッキがダメージ受けています。本体部分(14金張の部分)は全く問題ありません。

14金張の弱点というと、”価格” になるでしょうか。18金ムクのように数十万円することはありませんが、クラシックセンチュリーの標準モデルではスターリングシルバーを上回ります。

クロス自体は14金張でも比較的お手頃ですけど、シャープペンシルと一緒に揃えたくなる衝動に囚われる危険もあります。そんな訳で、オススメ順位は第4位です。

第5位:クローム

第5位がクラシックセンチュリーで最もベーシックなクロームです。

クロスのクラシックセンチュリーのクロームを快適に利用する方法高級ボールペンと言われると、クロスを連想する人が多いかもしれません。 たしかに替え芯(リフィル)のお値段は、「ちょっと良いお値段」...

せっかく義父や父の形見として2本ほど所有していますが、プレゼントで頂いた筆記具だと聞いています。私が大量の筆記具をレビューできるのは、過酷な環境でも使用しているからです。

クロームはマスキングテープを貼るといった対策を講じなければ、安定して使えません。所有者泣かせの筆記具です。

しかし逆に捉えると、マスキングテープさえ貼れば超快適に利用できます。私はもっぱら自宅において、クロームを赤インクで使用しています。

常に机上に筆記具が待機しているというのは、便利なものです。

また黒いコニカルトップが落ち着いた雰囲気をもたらします。無難な贈り物として済ませたいならば、クロームに勝る贈り物は皆無と言えるかもしれません。

ちなみにクロスで実用性を伴ったプレゼントとして激賞するのは、お手軽な予算だとアベンチュラになります。マイスターシュテュックのル・グラン相当のサイズですけど、書きやすくて気に入っています。

(最近Mikanお嬢様から奪還しました。やっぱり手に持った時にしっくりと来るし、実用性はダントツです)

まとめ(雰囲気と実用性)

クラシックセンチュリーを使っていると、「たかがボールペン、されどボールペン」という気持ちに囚われます。

お手軽に使える筆記具ですけど、仕事を支える大事な道具です。

同じサイズで重量なのに、使いやすさや「お気に入り度」は千差万別です。

ビジネスマンならば、いちどは手に取ることがあるかと思います。

さてあなたは、一体どのクラシックセンチュリーがお気に入りでしょうか。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:四葉静