自衛隊会場の3回目予約に成功した者たちの末路

某月某日、というか2022年2月2日、自衛隊会場で3回目の接種を受けた。

その際にTV局にインタビューされたのだけれども、「遠い神奈川県からやって来るのは、少しリスクが高いんじゃない?」という質問コメントを頂戴した。

父ちゃん、思わず「この人、俺様に何を質問しているんだ?」という心境が、顔に出てしまったらしい。
もちろんインタビューが、TV放映されることは無かった。

ところでこれ、最近話題となっている「一家全滅を避けた少女の貢献ストーリー」や丼先生も紹介しているように、距離というよりも、基本対策をキッチリと実行出来ている/実行出来ていないがポイントとなる。

職場の妊婦も同じように旦那の通勤を心配していたけれども、もしも….. もしも、だ。
仮に距離だけが問題だというのならば、電車/バスに頼っている首都圏の住民たちは、とっくの昔に壊滅的な打撃を受けているだろう。
大変な状況になっているのは確かだけれども、まだまだ多くの人々には、やれることが残っているのだ。
あきらめの悪い僕としては、「あきめたら、そこでゲームセットですよ」と、言いたい。
そこで今回は、その基本とは何かを紹介させて頂くことにする。

マスクをする

「勝負は、時の運」とも言われる。
日頃の電車や家庭で同一個室に存在することになる者のうち、誰かがどこかでやられてしまう可能性は否定できない。
そんな時に役立つのが、マスクである。

辻仁成さんも身近な人々の体験談で紹介していたけれども、不織布マスクは相当な効果がある。
特にFFP2やN95マスクは、不織布マスクよりも数段効果的だ。
5重のフィルターによる防御壁があり、さらに肌とマスクの隙間をガッチリと塞いでしまう。宇宙服のような100%完全密封とはいかないけれども、それなりに効果的だ。

EveryyのN95マスク

ただし日頃は無理をしない方が良いかもしれない。
一般の家庭内でマスクを装着するのは、ストレスになる人が多い。僕は「いざとなったら装着」が、現実的な落としどころだと考えている。

N95マスクの装着跡

お見苦しいものを見せて恐縮だけれども、画像から分かるように、特にN95マスクは、ガッチリとした跡が残ってしまう。この画像はEveryy製N95を装着した場合だけれども、バイリーン製N95マスクなどでも同様だ。
マンガの初代仮面ライダーは、顔に浮き出る改造跡の筋を隠すために仮面を被っている。その場面の改造跡とそっくりなのだ。
(僕はEveryyのFFP2を使うこともあるけれども、そちらは跡が残らないものの、やたらと蒸れる)

TV局の人々はN95マスクだとは分からなかったようだ。まあ気持ちは分からないでもない。FFP2マスクを装着する者は街中でも見かけるようになったけれども、さすがにN95マスクは見かけたことがない。
頭の後ろにゴムバンドを2つ通すので、髪型が乱れる。特に女性には不人気だ。
一方で僕は、N95マスクのマゾ的な息苦しさに快感を覚えるような、変態である。もちろん「遠い神奈川県」から大手町へ赴いて帰宅するまで、一度もマスクを外すことは無かった。
ここまで平気でN95マスクを装着し続けることが出来るの者は、丼先生くらいしか見かけたことがない。
ご婦人方は鼻筋が通っているように見える、KF94マスクなども悪くないだろう。
満点を取ろうとして自滅するよりも、80点で合格ラインを目指すというのも一つだ。
(それで家族はN95マスクには耐えられないとのことで、外出時にはLG製KF94マスクを装着している)

動線を分ける

マスクを装着しなくても、毎年の流行を、難なく乗り越えている人もいる。
ぼくにしても、24時間365日働いて… 働いてはいるかもしれないが、さすがにマスクは24時間365日も装着していない。
例えば朝から自分一人しか職場に座っていない時とか、自室にいる時にはマスクを装着していない。
そして電車の車内だったら、3回くらい断続的に咳をする人がいたら、別な車両に移ってしまうのだ。

実は2月2日に電車に1時間ほど乗車していた時も、途中から向かい席に変なオジサンがやって来た。
少し咳き込むそぶりを見せた上に、マスクから「真っ赤なお鼻」が飛び出していたのだ。
(どうやら鼻水も少々。花粉症だったら、ちゃんと鼻もカバーした方が良いだろう)

そういう人にキッチリとマスクで覆って貰うのは、鉄道会社から装着案内が掲示されていても、なかなか難しい。
そういう時には、「三十六計、逃げるに如かず」という策もある。

なお、家庭においては、トイレや風呂場などで、お互いにかち合わないようにすることが望ましい。
我が家の場合、お嬢様は「おいしい食事が多いので、食い過ぎて腹を壊す」という自滅路線を辿ることが多い。必然的に、特にトイレを巡っては、親子の熾烈な戦いが繰り広げられている。
今は時期が時期である。こういう時には「しばらくの辛抱」と割り切って、簡易トイレを使うのも一案かもしれない。

換気

最も威力があって、効果的なのは換気だ。
僕のおならは、臭いことでは世界トップレベルだけれども、風のある屋外では問題化しない。
人類にとって最悪ともいえるタバコにしても、換気が良ければ、短時間で消え去る。だから窓を開けるのは、大変に効果的だ。

ただし換気というのは、実は最も難易度が高い。
なにしろ他人がいるからこそ、換気をする訳である。つまり、自分一人で勝手に決めるのは難しい。

たとえば2月2日の電車に乗った時、始発駅を出る時は、窓が適度に開放されていた。しかし車内を寒いと感じる人や、花粉症対策を優先する人は、窓を閉めたくなるだろう。
箱根駅伝ではないけれども、往路は順調だったものの、復路が大変だった。
何しろ復路の大手町は、始発駅ではない。近くに適当な車両を探したものの、満足できるような開放状態となっている空き座席は見当たらなかった。
そこでネットで該当車両の窓を操作する方法をググったけれども、その説明通りに窓を開けることが出来なった。両腕の力をフルに使っても、窓はびくとも動かなかった。

電車の窓開け方法

これ、神奈川県自宅近くになって、再び乗客が少なくなった時に試してみたら、僕には致命的に腕力が不足していたことが分かった。
だから窓を掴んで動かそうとしてもダメで、窓と車枠を親指と人差し指で押さえて、「テコの原理」で操作してみたら、窓はアッサリと動いてくれた。
(もしかすると、完全に窓を閉め切った時には、磁石で固定されているのかもしれない)

これは本当に想定外の出来事であり、今回の電車移動では致命的な出来事だった。正直、これから数日間は、ガクガク・ブルブルと自分の体調に怯えて暮らすことになるだろう。
果たして僕の自衛隊会場まで出向いての接種した末路は、一体どうなることだろうか。現時点では、誰も何も確実なことは保証できない。
(おまけに皇居に近い大手町から山手線を超える前後では、どんな時間帯であっても、それなりに混雑してしまう)

まとめ

以上の通りで、もしも家族に何かあった時には、マスク、動線、換気が重要となる。
アレルギー体質の僕は、自宅を出てから帰宅するまで、一年中マスクを付けたまま過ごすこともある。
そして「三つの基本」を押さえるようになったことで、この10年間くらいは、インフルエンザや風邪を拾ってしまうことは無くなっている。

さて問題は、我が家のお嬢様である。
彼女は未だにメロンパンを食べた後、包装をゴミ箱へ捨てるという習慣さえ、身についていない。他人が触ったものを触るのは、あまり宜しくない状況だ。
さらに致命的なのは、一人一人が接触を控えるのが基本となるのだけれども、まだ一人暮らしに耐えられない。「堕落」を通り越して、「墜落」という状況だ。
(目を離すと学校の先生から電話がかかって来る事態となる。僕が親として、何度も反省文を書いている。先代の校長先生から超優秀と太鼓判を頂戴したけれども、いわゆる「優秀な落第生」に近い。入学時の成績も上位1桁だったから、もはや何も言えない)

辻さんのストーリーに登場するお嬢さんは、家族のために食事を作って、父親(3回接種済み)が隔離状態となってしまった家庭を守り切った。
一方で我が家のお嬢さんは、食事はおろか、起床/就寝とか、毎日の花粉症薬の服用とか、ゴミ捨てが出来ない状況である。
なにかあった時に、真っ先に火だるまになって撃墜される可能性が高い。

しかしこのような状況であっても、最後まであきらめない方が良い。
確率の問題だ。たとえ三十点の出来であっても、何もしない零点よりは当たりくじを引いてしまう確率は良くなる。
そして僕はお嬢様のおかげで、ブログ記事を書くネタに困ることなく、奮闘する日々を送れるのだった。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

P.S.
せっかく半分もお裾分けして差し上げたメロンパンの包装を自分でゴミ箱へ入れない… 断じて許せぬっ!

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記事作成:小野谷静