血漿の成分献血に初めて挑戦してみた感想 (湘南日記)

某月某日、血漿の成分献血とやらに、初めて挑戦してみた。

それに先立って医療関係者や献血ルームへ尋ねてみたところ、
「余裕があったらお願いしまーす」
という、なんとも中途半端な返答が返って来ていた。
「こうなったら、実際に試してみるのが一番だろう」と、思った。
理数系の割には、実際に体当たりでぶつかって玉砕し、世の中の仕組みを学ぶヤツなのである。

ちなみに先のブログ記事の通りで、なんとなく400ml献血こそ、関係者にとって「ノドから手が出るほど欲しい献血」であることが分かって来た。

日本は海外から血漿を輸入しているという話 (湘南日記)

この記事を書いた後で、あらためて現場での体験を思い返してみた。
で、なんとなく、父ちゃんにも少し分かって来たような気がする。

そういえば一年前に献血した時、献血対応してくださった看護師さんが
「本当に血液が不足して困っている時は、自分たちが献血します」
と、おっしゃっていた。
そうか、そういうことだったのならば、真性オッサンの僕が血漿を成分献血しても、大して喜ばれないだろうな。
げしょげしょ。

それに思い起こしてみれば、献血ルームでは多くの人が成分献血していた。
そういえば横浜などでは成分献血も募集中だったけれども、我が藤沢では殆ど満員御礼だった。
某協会から派遣されて来た方々もいた。
少なくとも僕がわざわざ藤沢まで出張って来て、成分献血をする必要は無さそうだ。

それに、やっぱりねえ…… わざわざ電車でやって来て、長時間の成分献血をするのは大変だ。

と、いうことで、これからは400ml献血のように、献血依頼メールが来た時だけ対応しようと考えた父ちゃんなのであった。

ところで当面は成分献血をする気はなくなったけれども、今回の体験で「得たもの」は多かった。
成分献血の経験だけでなくて、「グッズ」が多かったのだ。
えへへ。

スパイ教室

今回の成分献血で頂戴したクリアファイルは、「スパイ教室」だった。
(なんでもTVアニメ化された有名なラノベ(ライトノベル小説)とのことだ)

そして平日に献血へ行ったおかげか、ドーナツを頂戴した。藤沢献血ルームの伝統だ。
あとタイミングの良いことに、献血エコバックも頂戴できた。
ちょうど使用中の布製エコバッグは、そろそろ洗濯が必要な感じだ。本当に「ちょうど良いタイミング」だった。

それから、珈琲、紅茶、ココア、玄米茶パックも頂けた。

献血バスでもグッズを沢山ちょうだいしたけれども、さすがは献血ルームというところだろうか。
(珈琲のパックが破れているのは、さっそく僕が一杯やってしまったからだ。えへへへへ)

なお我が家のお嬢様としては、ココアが大変に気に入ったらしい。
「本当にフワフワになった。すごく満足できた!(語彙力)」との仰せだった。
(銘柄は「ブルックス」と… メモメモ)

そんな訳で、やはり藤沢献血ルームは流石だった。
成分献血はともかく、タイミングによっては、400ml献血でお世話になり続けても良いだろう。

ただし… やっぱり成分献血の話に戻すと、ゴトゴトと電車でやって来る者には大変ですな。

そもそも最初の計画では、「藤沢みのるで鰻を買って、献血をしてから帰宅する。昼飯は鰻重で家族サービスっ!」だった。

しかし「予定は未定」とは、よく言ったものだ。
藤沢みのるには10時30分に到着したものの、鰻をゲットできたのは11時10分だった。
まだ開店30分後だから鰻を焼いている最中だった一方で、既に10名近い待ち行列が出来上がっていたのだ!
(さすがは人気店)

で、なんとか成分献血を予約した11時15分ジャストに献血ルームへ到着し、立ち去ったのは13時50分だった。うーん、超遅い昼飯… 待たせてしまった家族には、申し訳ないと土下座モードである。

なお藤沢の献血ルーム、大幅に改装されていた。
というか今日は4階だったけれども、過去に来た時は2階じゃなかったっけ?

綺麗になっていたし、いつも通り装飾にも工夫が凝らされていた。
節分の季節なので、上の画像のようにお面が付けられていた。
(人形さんたちも、おつかれさまー)

ただし居心地が良くて、スタッフも親切な藤沢献血ルームだけれども、当面お世話になることはないだろう。
現在でも本籍地は藤沢市なのだけれども、今は親の介護がある。
そうすると、どうしても横浜駅近辺の献血ルームが便利になってしまう。
(職場も、いちおうは横浜市だし… 藤沢駅はJRへの乗り換え等で利用するくらいだ)

そういえば、かつて江の島まで運動不足解消にツールリングしながら立ち寄って、献血ルームのスタッフに大目玉を食らったのも懐かしい。
江の島からの帰り途中に立ち寄ったのだけれども、
「献血をするには朝食は常識。それ以前に、日頃から朝食はちゃんと食べるようにしなさい!」
と言われてしまった。
その時には、特別な計らいによって平日用のドーナツを頂戴した。それも懐かしい思い出だ。

ともかく、成分献血は良い体験となった。
さて次は体調を整えて、本番の400ml献血に挑戦することになる。
早寝早起きも心がけで…… ダイエットして…… 血圧を100以下にしておきたいものだ。
(なんか在宅勤務になってから、体重と血圧が急上昇していますな。いかん、いかん)

それでは今回は、この辺で。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ではまた。

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記事作成:小野谷静