煙を出さずに自宅で焼肉を楽しむ究極の方法

「焼肉屋でなくて焼肉を楽しみたいならば、ウダウダ言ってないで『イワタニ 焼肉プレート(大) CB-P-Y3』を買え!」というのが結論だ。

我が悪友はCB-P-Y3を購入したものの、結局はフライパンを使っているそうだ。その気持ちは分からなくもない。私も彼の立場だったら、深鍋タイプのフライパンを選択していたと思う。

しかし企業で事業企画という戦略部門に属する者としては、基本的に「イワタニ 焼肉プレート(大) CB-P-Y3」がNo.1のオススメとなる訳だ。

今回は一体どうして意見の食い違いが生じるのかといったところから明らかにすることによって、我々にとってベストな焼肉ライフを探求して行きたい。

やはり鉄板はフライパン

鉄板というのは、ここでは「堅実で確実で現実的な選択肢」を意味する。

ぼくの悪友が “イワタニ 焼肉プレート(大) CB-P-Y3” を購入しながら、現在は焼肉にフライパンを使っているというのは納得できる。何しろフライパンはどこの家庭にもある。だから保管場所を悩まずに済む。深鍋タイプだったら、脂が飛び散らないので台所が油まみれになることもない。

おまけに煙の関係で焼網を使えなければ、焼肉にはホットプレートや焼肉プレートしか選択肢がない。遠赤外線によって焼網を実現した無縁システムも存在するけれども、火力や設置場所が問題となる。そんな余裕があれば、さっさと焼肉屋へ行くのが正解だ。

それから脂を落とすために、通気口を確保している焼肉プレートも存在する。ぼくは気にならないし、焼肉では換気扇をフル稼働させるけれども、それでもガスの匂いを気にする人がいるかもしれない。そういう人には、ガスの燃えた空気の当たらないフライパンの方がベターだろう。

それに焼肉プレートが効率的に脂を排出しやすいといっても、現実はキビシイ。いくら効率的といっても、焼網には遠く及ばない。信じられなければ、実際に購入して試してみると良い。焼肉を選択した時点で、「ヘルシーで脂のないサッパリした肉料理」とは道が分かれてしまったのだ。

あくまでヘルシーを求めるならば、そもそも焼肉は我慢した方が良いだろう。シャリを減らした寿司とか、茶碗半分の納豆ご飯を選ぶのが良い。そして珍しく何かあった時に、お祝いに「焼肉」を選択するのだ。

それから稀にしか食べないのであれば、特別な機材を確保しているのは面倒だ。さらに加えると、案外とフライパンも使いものになるのだ。要は使い手の使い方次第だ。これは名刀に真剣を持ち出すよりも、日頃の鍛錬に使う木刀の方が頼りになるのに似ている … かもしれない。

煙の出ない焼肉

またこのようにクッキングペーパーやキッチンペーパーででこまめに脂や余分なタレを取り除けば、脂を取り除く効果は焼肉プレートとは大差がなくなってくる。

そして我が悪友は貴重な焼肉のために、フライパンに貼りついて調理している … と思う … おそらく。だから前述のように焼肉から脂を取り除くのは、お手のものだ。そういうこともあって、「焼肉には焼肉プレートでなくてフライパンを使う」という訳だ。

焼肉プレートを使うことによって脂を大幅に減らせたと感激する者たちも多いが、まさに呪術廻戦の五条悟のような悪友の手にかかれば、「そんなの大したことナイっしょ」である。実際に焼肉プレートを使った後に残った脂や焦げ跡を見ると、そのことを実感できる。

無下限呪術ではないけれども、さまざまな料理テクニックに加えて “クッキングペーパー” という究極の手段を持つ者の前には、全ては小手先の技と化してしまう訳である。

焼肉プレートの存在意義

それじゃ五条悟というか、クッキングペーパーさえあれば全て解決するかというと、実はそんなことはない。無下限呪術は強力だけれども、万能ではない。だから五条悟も、渋谷事変で封印されてしまった訳だ。

これは無下限呪術と同じ話で、クッキングペーパーが役立たないケースがあるという訳ではない。クッキングペーパーだけでは役に立たないケースも存在するということだ。

その端的な例が、おそらく春先から多くなる屋外バーベキューだ。台所で使う分には全く申し分ないのだけれども、実はフライパンは相当重たい。その昔は中華鍋で毎日料理していた老婆が、なにげなく野党を一打ちで打倒したという伝説も残っているくらいだ。

そこそこ重くて持ち運びに苦労するのが、フライパンなのである。

それからフライパンのもう一つの弱点は、平らで安定した場所で使うことを前提としている点だ。必要に応じてガスコンロやIHヒーターの上での位置を変えることが簡単な反面、屋外のバーべーキューではコンロ上から滑り落ちてしまう悲劇も生じかねない。

そもそもあなた、バーベキューでフライパンを使う光景を目撃したことあります?

こういった時に活躍するのが、焼肉プレートなのである。イワタニなどのカセットコンロを使う場合には、がっちりとプレートがコンロに固定されるように、プレート側に “足” が付いている。だからフライパンのように動かすことは難しいものの、カセットコンロの上で安定している。

ほろ酔い気分になって、うっかりと焼肉プレートやカセットコンロを少し押してしまっても、全く問題ないことが殆どだ。もちろん本格的なバーベキュー機材があれば、焼網を使うのも良いだろう。しかし滅多にバーベキューをしない庶民であれば、カセットコンロでのバーベキューが便利だ。

少ない呪力でもインパクトのタイミングを合わせれば、必殺技の黒閃を決めることが出来る。それにカセットコンロのボンベは、災害用のカセットヒーターの熱源として保管している家庭も多いだろう。そのせいか、ぼくの事業所ではイベントがあるとカセットコンロを多用している。

ちなみにカセットボンベの寿命は、製造されてから7年くらいだと考えるのが良い。

だから焼肉バーベキューの時にカセットコンロとカセットボンベを使うというパターンは、「それはアリだ。夏油くん」という訳なのである。

CB-P-Y3で家庭平和を

さてクッキングペーパーやキッチンペーパーという存在の前には色あせてしまう焼肉プレートだけれども、別に日頃から使っていても悪くない。ぼくのように小まめな焼き具合チェックが苦手なものには、使用後の清掃という手間を超えるメリットがある。

煙の出ない焼肉プレート

焼肉プレートの大きな区分としては、イシガキ産業のように脂の流れ道を作る角形プレートか、イワタニ産業のように脂を下へ落とし込む丸型プレートが候補となる。最近では鋳物タイプ “焼肉グリル” も登場している。

イシガキ産業の角形プレートは、さすがに溝が沢山あるだけのことはあって、脂を取り除く能力に優れている。少しは焦げた部分も削ってくれるらしく、その効果は掃除すると一目瞭然だ。

ただし「美しいバラにはトゲがある」ではないけれども、この角形の焼肉プレートには大きな弱点がある。それは超小まめな火力調整が必要な点だ。

屋外での焼肉バーベキューだと風の影響が無視できないので、けっこう火力を強めて使うことがある。このような時には、脂を落とす効率はソコソコ期待できるけれども、筋入りの焦げ肉が出来上がってしまう。

これは自宅で台所のガスコンロを使う時であっても同様だ。ぼくのように台所の片づけをしながら焼肉をする者は、ちょっと目を離すとこんな焼肉が出来上がってしまう。高機能な武器ほど繊細な扱いを必要するというか、たかが焼肉といってもアレコレ悩ましいことは多い。

この点でバランスの取れている焼肉プレートが、「イワタニ 焼肉プレート(大) CB-P-Y3」なのだ。イシガキ産業の角形の溝付きプレートほどではないものの、そこそこ脂を落としてくれる。

もう少し円周部の穴が大きければ、さらに脂を落とす能力が向上するような気もする。とはいえ現状であっても、上蓋と下蓋の間には適度なスキマがあるので、そこから脂を落とすこともできる。

脂の落ちる焼肉プレート

何より、イワタニのCB-P-Y3だと筋目の付いた焼き具合になることがない。焼肉において「見た目」は超重要である。ついつい禁断のご飯も一緒に食べたくなってしまうのが、「イワタニ 焼肉プレート(大) CB-P-Y3」における最大の欠点だとも言える。

それからイワタニの焼肉プレートは上蓋と下蓋で構成されていて、下蓋には水(260ml)を張るようになっている。この水が一定の温度調整の役割を果たし、上蓋のプレートが熱くなり過ぎることをセーブしている。だから思わずかぶりつきたくなるような、絶妙な焼き加減になることが多い。

脂を落とせる焼肉プレート

また適度な焼き具合になるということは、「焦げが少ない」=「煙が少ない」となる。たとえ自宅の台所であっても、少しでも煙や焼肉の匂いを押さえることが望ましいという「か弱い立場の父ちゃん」には、この焼肉プレートが大切なのだ。

ただし悪友の指摘するように、確かに使用後の清掃は、少しだけめんどうだ。これは上蓋の裏側がフッ素加工されていないことに起因する。

世界基準だと焼肉と接する部分ではないし、別に清掃する必要はない。そしてこの焼肉プレートは台湾製なので、十分に問題ない品質だと言える。

焼肉プレートの裏側

しかし … 悪友やぼくのように台所掃除を担当していると、どうしてもちゃんと裏側までピカピカにしないと気が済まない。だから悪友は「清掃がめんどう」と言って、フライパンに走ってしまったのも十分に納得できる訳だ。

まとめ

以上の通りで、イワタニのCB-P-Y3焼肉プレートは、適度に脂を取り除き、適度な焼き加減になり、屋外でも安定して利用することが出来る。家庭のガスコンロでも、カセットコンロでもOKだ。そして何より、煙をあまり出さないという点においてはピカ一だと言える。

だから「焼肉屋でなくて焼肉を楽しみたいならば、ウダウダ言ってないで『イワタニ 焼肉プレート(大) CB-P-Y3』を買え!」というのが結論になるのだ。

ちなみにイワタニ産業はカセットコンロなどの機器製造でも有名なメーカーだ。我が家でも停電時の非常用ストーブとして、イワタニ産業によるカセットボンベ式の携帯ヒーターを保有している。だから基本的には焼肉プレートもカセットコンロとセットで販売されているだけれども、商売熱心ななイワタニはプレートだけも販売してくれている。

なお悪友だけれども、フライパンの方が煙が出にくいとコメントしていた。これはフライパンと役肉プレートの熱伝導率に起因するような気がしている。

“フライパンの魔術師” ともなれば、熱い板に熱を蓄積して料理する技などを当たり前のように駆使する。しかし焼肉プレートはフライパンよりも遥かに薄い。そのためなのか、「中火以下でご使用下さい」と注記が付いている程だ。つまり日頃ののフライパンよりも、二段階くらい火力のイメージを弱めて使い始めることが大切だ。達人ほど、想定外の事態に戸惑うのに似ているかもしれない。

それからCB-P-Y-3にはCB-P-Y-2という、一回り小型サイズも存在する。ぼくは「大は小を兼ねる」と思っているけれども、少しでもスペース節約したい人には良いかもしれない。

ともかく、これらのおかげで我々の焼肉ライフが充実する訳である。ちょうど在宅勤務で台所はいつでも使える。昼間から焼肉ライフを満喫できるのは大変に嬉しいことだったりする。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

———————————
記事作成:小野谷静 (おのたにせい)